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『Microsoft アカウント』が 作成出来ない時の対策

Windows PC 関連ノウハウ
「netplwiz」による Microsoftアカウントの作成
 
ジャンク品で購入したパソコンに、Administratorアカウントを作成して、Windows 8.1 だったOSを Windows 10 にアップグレードした。
次に、Windows 10 をクリーンインストールする準備として、『Microsoft アカウント』の追加を試みるも、通常の方法では作成できない。
 

 
以下、「netplwiz」コマンドを使って『Microsoft アカウント』を作成した記録。
 

 

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1. アカウントの状況
 
先ず、「ユーザーの情報」と「ライセンス認証」を確認してみる。
 
スタートメニューから、「設定」をクリックする。
 
Windows の設定の中から、「アカウント」をクリックする。
 
「ユーザーの情報」が参照できる。
 
【Administrator】は、「ローカルアカウント」で「管理者」となっている。
 
次に、「更新とセキュリティ」の中から「ライセンス認証」を表示してみる。
 
 
Windows はデジタル ライセンスによってライセンス認証されています
 
 
 
 
2. 通常の方法での Microsoftアカウントの作成
 
まず、前任者が使用していた Microsoftアカウントを削除した。
 
「更新とセキュリティ」の「ライセンス認証」の最下部にある、「アカウントの追加」をクリックする。
 
Microsoftアカウントにする【メールアドレス】を入力し、「次へ」をクリックする。
 
アカウントの作成に入るので、「次へ」をクリックする。
 
ここで、問題が発生!!
 
前任者が使用していた 「Microsoftアカウントのパスワード」が必要になる。
 
「パスワード不明」のため、Microsoftアカウントが作成できない。
 
 
 
3. 「netplwiz」での Microsoftアカウントの追加
 
 
netplwiz」コマンド
Windows10には、Netplwiz.dll(Network Places Wizard)を起動してユーザーアカウント制御ウィンドウを呼び出し、【ユーザー】に関する各種設定が出来る「netplwiz」コマンドが用意されている。
 
 
「Windows」マークを右クリックして、「ファイル名を指定して実行」をクリックする。
 
名前の欄に「netplwiz」と入力し「OK」をクリックする。
 
ユーザーアカウントの設定画面が開くので、「追加」をクリックする。
 
Microsoftアカウントにする【メールアドレス】を入力し、「次へ」をクリックする。
ここで入力する【メールアドレス】は、既にMicrosoftアカウントとして使用しているメールアドレスを使用した。
 
Microsoftアカウントが追加されるので、「完了」をクリックする。
 
ユーザーアカウントの設定画面に戻り、Microsoftアカウントが追加されていることが確認できる。
 
 
 
4. 「netplwiz」での ローカルアカウントの追加
 
同じ様に、ユーザーアカウントの設定画面で「追加」をクリックし、「このユーザーのサインイン方法」画面で、「Microsoft アカウントを使わずにサインインする」をクリックする。
 
ユーザーの追加画面が表示されるので、「ローカルアカウント」をクリックする。
 
全ての項目を入力して「次へ」をクリックする。
 
ローカルアカウントが追加されるので、「完了」をクリックする。
 
ユーザーアカウントの設定画面に戻り、ローカルアカウントが追加されていることが確認できる。
 
「アカウント」の画面を呼び出し、「他のユーザー」を表示すると、追加したそれぞれのアカウントが確認できた。
 
 
 
5. Microsoftアカウントでのサインイン
 
Windowsを再起動すると、Microsoftアカウントが追加されている。
 
Microsoftアカウントで、サインインする。
 
Microsoftアカウントのパスワード入力が求められる。
 
PINの作成画面が表示されるので、「次へ」をクリックする。
 
暗証番号(PINコード:4桁~8桁の数字)を設定する。
 
セットアップに少し時間が掛かる。
 
デバイスのプライバシー設定に、「同意」をクリックする。
 
Microsoftアカウントでのサインインが、OKとなる。
 
背景画像を変更してみる。
 
「アカウント」画面の「ユーザーの情報」を確認してみると、Microsoftアカウントになっている。
 
「サインイン オプション」は、PIN方式になっている。
 
Windowsを再起動すると、背景画像が変わった。
 
PINコードでサインインが出来る様になった。
 
Microsoftアカウントになった状態で、「更新とセキュリティ」の中から「ライセンス認証」を表示してみる。
 
 
Windows は、Microsoft アカウントにリンクされた デジタル ライセンスによってライセンス認証されています。
(ローカルアカウントの時と、文言が変わった。)
 
 
 
6. ユーザーアカウントの種類を変更
 
Microsoftアカウントでサインインしてから、アプリを起動すると【Administrator】のパスワードを求められるようになった。
 
原因は、追加した Microsoftアカウント が「管理者」権限になっていないからで、「管理者」に変更する必要がある。
 
ユーザーアカウントの種類を変更するには、サインインしているアカウントが「管理者」であることが必要となる。
 
サインインを、【Administrator】アカウントでやり直す。
 
「アカウント」の画面を呼び出し、「他のユーザー」の中から Microsoftアカウント を選択する。
 
「アカウントの種類の変更」をクリックする。
 
アカウントの種類が、「標準ユーザー」になっている。
 
アカウントの種類を「管理者」に変更して、「OK」をクリックする。
 
元に戻ると、 Microsoftアカウント に「管理者」が表示される。
 
 
再度、Microsoftアカウント でサインインする。
 
「アカウント」画面の「ユーザーの情報」を確認してみると、Microsoftアカウントに「管理者」が表示されている。
 
これで、アプリを起動してもパスワードを求められることは無くなった。
 
 
参考:

 

以上。
(2020.05.28)

 

 

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