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サイトヘルス 永続オブジェクトキャッシュを使用してください

WordPress Twenty Seventeen
サイトヘルス
「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」
 
WordPress のサイトヘルスに「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」と表示される。長い間放置してきたが、調べてみると、対策は意外と簡単だった。
 
 
以下、「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」の解決策を記述。
 

 

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1. 永続オブジェクトキャッシュとは
 
稼働環境。
Raspberry Pi OS : 64-bit Debian GNU/Linux 11 (bullseye)
Nginx : Stable version 1.24.0
PHP : 8.1.22 (64ビット値をサポートしています)
WordPress: 6.4.2
 
 
WordPress のサイトヘルスステータス。
 
 
永続オブジェクトキャッシュとは。

 永続オブジェクトキャッシュは、Web サーバーからデータベースへの移動時間を短縮することでページの読み込み時間を短縮する手助けをします。
たとえば、サイトのオプションデータは各ページビューで利用可能でなければなりません。永続オブジェクトキャッシュがない場合、Web サーバーはページビューごとにデータベースからこれらのオプションを読み込む必要があります。
 このようなデータベースへの余分なアクセスは、Web サーバーの応答時間 (TTFB) を遅くし、トラフィック急増時にはデータベースサーバーをすぐに圧迫する可能性があります。
 サイトで永続オブジェクトキャッシュを使用するには、ホスティングプロバイダーが特定のタイプのサーバー (キャッシュサーバー) を提供する必要があります。人気のキャッシュサーバー は Redis と Memcached です。ホスティングプロバイダーに、永続オブジェクトキャッシュのインストールと設定を手伝ってくれるよう依頼すれば、次のような適切なプラグインをすすめてくれるはずです。

・Memcached Object Cache – WordPress のオブジェクトキャッシュのための永続的なバックエンドを提供します。memcached サーバと PECL memcached 拡張が必要です。
・Redis Object Cache – 様々な Redis クライアントで動作する、WordPress 用の一貫した Redis オブジェクトキャッシュバックエンドを提供します。Redis サーバーが必要です。

 
 
 
2. サーバーに「redis-server」をインストールする
 
Webサーバーは「Raspberry Pi OS 」なので、【redis-server】を直接インストールした。
 

 Redis(REmote DIctionary Server)とは
主にアプリケーション・キャッシュまたは迅速に対応するデータベースとして使用される。
オープンソースで記述言語はSQLを使わないNoSQLに分類されており、キーバリュー型の記述形式となっている。

メモリ上にデータを展開し、高速性を実現したデータベースと言うことができる。

 
Redisのインストール。
sudo apt update
sudo apt -y install redis-server
 
Redisのバージョンを確認。
redis-server -v
 
Redisの状態確認。
sudo systemctl status redis-server
 
 
 
 
3. 「Redis Object Cache」プラグインのインストール
 
WordPressには、プラグイン「Redis Object Cache」をインストールする。
 
「Redis Object Cache」で検索し、インストールする。
 
続けて、有効化する。
 
有効化すると次の画が表示されるので、「Enable Object Cache」をクリックする。
 
すると、「Status」が「Connected」に変わる。
 
続いて、WordPressの管理画面でダッシュボードを開くと、左上に「Redis Object Cache」の状態が表示されるようになる。
 
サイトヘルスステータスを確認すると、「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」が解消されている。
 
 
 
 
以上。
(2023.12.17)
 

 

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