Raspberry Pi OS Trixie(トリクシー)のセットアップ

Raspberry Pi 運用・管理
Raspberry Pi OS
Trixie(トリクシー)のセットアップ
 
最新の Raspberry Pi OSは、2025年10月にリリースされた「Trixie(トリクシー)」(Debian 13ベース)で、「Bookworm」の導入から2年が経過している。
現在、「Bookworm」はWebサーバーの基盤として稼働中で、非常に安定しており信頼性も高く、2026年6月頃までサポートされるようだが、今から「Trixie」に親しんでおくことも必要かと、導入してみることにした。
 
Raspberry Pi OS「Trixie(トリクシー)」のデスクトップ画面
 
Raspberry Piのセットアップは、パソコンで公式ツール「Raspberry Pi Imager」を使い、microSDカードにOSを書き込むのが基本で、「Trixie」の初回起動とSSHによるリモートアクセスまでの基本設定を記録した。
 
 

 

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1. Raspberry Pi Imager の準備
 
「Raspberry Pi Imager」は OSの書き込みツールで、【ラズベリーパイ財団の公式サイト】の「ソフトウェア」タブからダインロードできる。
 
ラズベリーパイ財団の公式サイト:https://www.raspberrypi.com/。
ラズベリーパイ財団の公式サイト
 
 
🟢 Linuxでの準備
 
Linux からアクセスした「ソフトウェア」タブ:https://www.raspberrypi.com/software/。
Linux からアクセスした「ソフトウェア」タブ
 
「Linux(x86_64)版をダインロード」ボタンと、その下には【sudo apt install rpi-imager】コマンドが記載されている。
 
ターミナルからコマンドを実行してみる。
 sudo apt install rpi-imager
 
ターミナルからコマンドを実行してみる
 
メニューの「アクセサリ」に「Imager」が追加される。
メニューの「アクセサリ」に「Imager」が追加される
 
「Imager」をクリックすると、一つ前のバージョン【v1.8.5】が起動する。
「Imager」をクリックすると、一つ前のバージョン【v1.8.5】が起動する
 
公式サイトから「Linux(x86_64)版をダインロード」すると、
【imager_2.0.6_amd64.AppImage】
という、最新バージョンの AppImage がダインロードされる。
公式サイトから「Linux(x86_64)版をダインロード」すると、 【imager_2.0.6_amd64.AppImage】 という、最新バージョンの AppImage がダインロードされる
 
実行権限を与え、
 chmod +x ./ダウンロード/imager_2.0.6_amd64.AppImage
起動する。
 ./ダウンロード/imager_2.0.6_amd64.AppImage
実行権限を与え、 chmod +x ./ダウンロード/imager_2.0.6_amd64.AppImage 起動する。 ./ダウンロード/imager_2.0.6_amd64.AppImage
 
「権限不足」と表示されるので、「INSTALL AUTHORIZATION」をクリックする。
「権限不足」と表示されるので、「INSTALL AUTHORIZATION」をクリックする
 
最新版の「Raspberry Pi Imager v2.0.6」が立ち上がる。
最新版の「Raspberry Pi Imager v2.0.6」が立ち上がる
 
 
🟢 Windowsでの準備
 
Windows からアクセスした「ソフトウェア」タブ:https://www.raspberrypi.com/software/。
Windows からアクセスした「ソフトウェア」タブ
 
「Windows版をダインロード」ボタンを押すと、
【imager_2.0.6.exe】
がダウンロードされるので、このファイルを実行する。
「Windows版をダインロード」ボタンを押すと、 【imager_2.0.6.exe】 がダウンロードされるので、このファイルを実行する
 
「Select Setup Language」が表示されるので、「OK」をクリックする。
「Select Setup Language」が表示されるので、「OK」をクリックする
 
以前のバージョンを削除する「確認」が表示されるので、「はい」をクリックする。
以前のバージョンを削除する「確認」が表示されるので、「はい」をクリックする
 
「使用許諾」が表示されるので、「同意」にチェックを入れ「Next」をクリックする。
「使用許諾」が表示されるので、「同意」にチェックを入れ「Next」をクリックする
 
インストール場所が表示されるので、「Next」をクリックする。
インストール場所が表示されるので、「Next」をクリックする
 
デスクトップにショートカットを作成するにチェックを入れ、「Next」をクリックする。
デスクトップにショートカットを作成するにチェックを入れ、「Next」をクリックする
 
Raspberry Pi Imager のセットアップが完了したら、「Finish」をクリックする。
「Finish」をクリックする
 
 
 
2. microSDカードにOSを書き込む
 
「Raspberry Pi Imager v2.0.6」が立ち上がるので、Raspiのモデルを選択し「次へ」をクリックする。
「Raspberry Pi Imager v2.0.6」が立ち上がるので、Raspiのモデルを選択し「次へ」をクリックする
 
書き込むOSを選択し、「次へ」をクリックする。
書き込むOSを選択し、「次へ」をクリックする
 
書込み先のmicroSDカードを確認し、「次へ」をクリックする。
書込み先のmicroSDカードを確認し、「次へ」をクリックする
 
Raspiの「ホスト名」を入力し、「次へ」をクリックする。
Raspiの「ホスト名」を入力し、「次へ」をクリックする
 
Capital city に「Tokyo(Japan)」を設定し、「次へ」をクリックする。
Capital city に「Tokyo(Japan)」を設定し、「次へ」をクリックする
 
Raspiの「ユーザー名」と「パスワード」を設定し、「次へ」をクリックする。
Raspiの「ユーザー名」と「パスワード」を設定し、「次へ」をクリックする
 
WiFi設定画面になるので、WiFiを使うのであればここで設定する。有線接続を行う場合は、「次へ」をクリックする。
WiFi設定画面になるので、WiFiを使うのであればここで設定する。有線接続を行う場合は、「次へ」をクリックする。
 
SSHを有効化し、「パスワード認証を使う」にチェックを入れ「次へ」をクリックする。
SSHを有効化し、「パスワード認証を使う」にチェックを入れ「次へ」をクリックする
 
「Raspberry Pi Connect」は使わないので、「次へ」をクリックする。
「Raspberry Pi Connect」は使わないので、「次へ」をクリックする
 
「WRITE」をクリックして、書き込む。
「WRITE」をクリックして、書き込む
 
確認画面が表示されるので、「I UNDERSTAND, ERASE AND WRITE」をクリックする。
確認画面が表示されるので、「I UNDERSTAND, ERASE AND WRITE」をクリックする
 
書き込みが始まる。
書き込みが始まる
 
続いて、確認がなされる。
続いて、確認がなされる
 
書き込みが完了したら、「FINISH」をクリックして画面を閉じ、microSDカードをPCから取り外す。
書き込みが完了したら、「FINISH」をクリックして画面を閉じ、microSDカードをPCから取り外す
 
 
 
3. 「Trixie」の初回起動と画面構成
 
Raspberry Pi に microSDカードを挿入し、電源を入れる。
 
「Welcome to the Raspberry Pi Desktop」ダイアログが表示される。
「Welcome to the Raspberry Pi Desktop」ダイアログが表示される
 
Raspberry Pi OS「Trixie(トリクシー)」のデスクトップ画面。
Raspberry Pi OS「Trixie(トリクシー)」のデスクトップ画面
 
タスクバー(パネル): 画面上部に配置され、ラズベリーアイコン(メニュー)、ブラウザ、ターミナルなどのクイック起動アイコンが並ぶ。
 
システムトレイ:右上に、クロック、ボリューム、ネットワーク、Bluetooth、USB等のアイコンが並ぶ。
 
 
 
4. デスクトップの日本語化
 
Imagerの Localisaition で、Capital city に「Tokyo(Japan)」を設定したにもかかわらず、日本語表示になっていない。
 
タスクバーのメニューアイコンをクリックして、「Preferences」から「Control Centre」を選択する。
タスクバーのメニューアイコンをクリックして、「Preferences」から「Control Centre」を選択する
 
コントロールセンターが表示されたら、「Localisation」タブを選択し「Set Locale...」をクリックする。
コントロールセンターが表示されたら、「Localisation」タブを選択し「Set Locale...」をクリックする
 
「Locale」画面の、
Langguage欄に「ja (Japanese)」を設定し、
Character Set欄に「UTF-8」をセットして、
「OK」をクリックする。
「Locale」画面の、 Langguage欄に「ja (Japanese)」を設定し、 Character Set欄に「UTF-8」をセットして、 「OK」をクリックする
 
「Close」をクリックする。
「Close」をクリックする
 
再起動するか聞かれるので、「Yes」をクリックする。
再起動するか聞かれるので、「Yes」をクリックする
 
再起動すると、日本語化されている。
再起動すると、日本語化されている
 
 
 
5. IPアドレスの固定化
 
SSH接続のために、IPアドレスを固定化する。
 
システムトレイのネットワークアイコンをクリックし、「Advanced Options」から「接続を編集する」を選択する。
システムトレイのネットワークアイコンをクリックし、「Advanced Options」から「接続を編集する」を選択する
 
接続されているネットワークを選択して、「歯車」をクリックする。
接続されているネットワークを選択して、「歯車」をクリックする
 
ネットワークの編集画面が開くので、「IPv4」タブを選択し「IPv4メソッド」を【手動】にし、「Add」をクリックする。続けて「アドレス,ネットマスク,ゲートウェイ」を設定し、「IPv4アドレスが必要です」にチェックを入れ、「保存」をクリックする。
ネットワークの編集画面が開くので、「IPv4」タブを選択し「IPv4メソッド」を【手動】にし、「Add」をクリックする。続けて「アドレス,ネットマスク,ゲートウェイ」を設定し、「IPv4アドレスが必要です」にチェックを入れ、「保存」をクリックする
 
再起動すると、設定したIPアドレスになっている。
再起動すると、設定したIPアドレスになっている
 
 
 
6. SSH接続
 
Linux Mint の Remmina から SSH接続してみる。
 
Remmina での設定。
Remmina での設定
 
接続に成功!。OSのバージョンを確認してみる。
cat /etc/os-release
接続に成功!。OSのバージョンを確認してみる。 cat /etc/os-release
 
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 13 (trixie)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="13"
VERSION="13 (trixie)"
VERSION_CODENAME=trixie
DEBIAN_VERSION_FULL=13.4
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
 
 
 
7. システムの最新化
 
Trixie は Debian testing ベースなのでパッケージが新しく、定期更新が重要!。
 
システムの最新化を行う。
sudo apt update && sudo apt full-upgrade -y
sudo apt autoremove -y
 
システムの最新化を行う
 
 
 
8. polkit のルールで認証をスキップする
 
メニューから「設定」→「Control Centre」を選択すると、
‘cups-browsed.service’を開始するには認証が必要です。
という、メッセージが表示され、パスワード入力が必要となる。
 
メニューから「設定」→「Control Centre」を選択
 
‘cups-browsed.service’を開始するには認証が必要です。
 
🧰 原因
cups-browsedは、ネットワークプリンター検出サービスで、Control Centreを開く際に自動起動しようとするため、管理者認証が要求される。
 
✅ 対策:polkit のルールで認証をスキップする
認証なしで起動できるよう polkit ルールを追加する。
🔹 .rules ファイルを作成

sudo nano /etc/polkit-1/rules.d/49-cups-browsed.rules

以下の内容を貼り付けて保存:

polkit.addRule(function(action, subject) {
    if (action.id == "org.freedesktop.systemd1.manage-units" &&
        subject.isInGroup("sudo")) {
        return polkit.Result.YES;
    }
});

🔹 polkit を再起動する

sudo systemctl restart polkit
 
認証なしで起動できるよう polkit ルールを追加する
 
 
 
9. 自動的に画面をOFFにする(画面ブランク)設定
 
デフォルトでは、ディスプレイの電源を切る設定がオンになっていない。
 
メニューから「設定」→「Control Centre」を開き、「ディスプレイ」タブを選択し「画面のブランク」をオンにする。
メニューから「設定」→「Control Centre」を開き、「ディスプレイ」タブを選択し「画面のブランク」をオンにする
 
 
以上。
(2026.03.22)
 

 

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