ParrotOS droopescan のインストールでエラーが出る

Linux 関連ノウハウ
Virtualbox + ParrotOS
droopescan のインストールでエラーが出る
 
ParrotOS に droopescan がインストールされていないので、「pip install droopescan」を実行すると、【error: externally-managed-environment】が出る。
 
error: externally-managed-environment
 
以下、ParrotOS での droopescan インストール問題への対処策を記録。
 
 

 

スポンサー リンク

 

 
 
 
 
 
1. 現象
 
ParrotOS 6.0 には droopescan がインストールされていない。
ParrotOS 6.0 には droopescan がインストールされていない
 
pip で install を試みると、エラーが出る。
pip install droopescan
 
error: externally-managed-environment
error: externally-managed-environment
 
エラーメッセージには、
If you wish to install a non-Debian packaged Python application,
it may be easiest to use pipx install xyz, which will manage a
virtual environment for you. Make sure you have pipx installed.
Debian以外のパッケージのPythonアプリケーションをインストールしたい場合は、pipx install xyzを使うのが一番簡単でしょう。
pipx がインストールされていることを確認してください。
との記述があり、この指示に従ってみる。
 
 
 
2. 対処策
 
pipxがインストールされているかどうかを確認して、パッケージリストを更新。
pipxがインストールされているかどうかを確認して、パッケージリストを更新
 
aptコマンドで、pipxをインストールする。
sudo apt install pipx -y
 
aptコマンドで、pipxをインストールする
 
pipx list で pipx でインストールされたパッケージのリストやどんなアプリケーションが使用可能かを見る。→ 何もない。
pipx list で pipx でインストールされたパッケージのリストやどんなアプリケーションが使用可能かを見る
 
pipxで droopescan をインストールする。
pipx install droopescan
 
pipxで droopescan をインストールする
 
次の注意事項が表示される。
Note: '/home/xxxparrot/.local/bin' is not on your PATH environmentvariable.
These apps will not be globally accessible until your PATH is updated.
Run `pipx ensurepath` to automatically add it, or manually modify your PATH in your shell's config file (i.e. ~/.bashrc).
 
注意:'/home/xxxparrot/.local/bin'はPATH環境変数にありません
PATHが更新されるまで、これらのアプリはグローバルにアクセスできません。`pipx ensurepath`を実行して自動的に追加するか、シェルの設定ファイル(~/.bashrcなど)で手動でPATHを変更してください。
 
droopescan --help コマンドを試みると、bash: droopescan: コマンドが見つかりません が表示される。
droopescan --help コマンドを試みると、bash: droopescan: コマンドが見つかりません が表示される
 
再度、pipx listコマンドを入力してみると、pipxの管理下で droopescan がインストールされている。
再度、pipx listコマンドを入力してみると、pipxの管理下で droopescan がインストールされている
 
パスが環境変数にないとのことなので、注意書きにある「pipx ensurepath」を実行してみる。
pipx ensurepath
 
注意書きにある「pipx ensurepath」を実行してみる
 
指示通り、別のTerminalを起動して droopescan --help コマンドを試みると、正常に起動する。
指示通り、別のTerminalを起動して droopescan --help コマンドを試みると、正常に起動する
 
環境変数「PATH」の中身を確認してみる。
環境変数「PATH」の中身を確認してみる
 
環境変数に '/home/xxxparrot/.local/bin' が追加されている。
 
 
 
3. PATHが通っている場所に実行ファイルを移動
 
環境変数「PATH」にパスを登録する方法以外に、PATHが通っている場所に実行ファイルを移動する方法もある。
 
 pipx でインストールした droopescan へのパス。
 pipx でインストールした droopescan へのパス
 
フルパスで入力すれば起動する。
フルパスで入力すれば起動する
 
PATHが通っている場所に実行ファイルを移動。
PATHが通っている場所に実行ファイルを移動
 
droopescan --help だけで起動できる。
droopescan --help だけで起動できる
 

 

以上。
(2024.04.25)

 

 

スポンサー リンク

 

             

 

 

 

“ParrotOS droopescan のインストールでエラーが出る” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください