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Ubuntuに WPS Office をインストールする

Ubuntu Desktop 22.04 LTS ノウハウ
Microsoft Office 互換
WPS Office のインストール
 
WPS Officeは、中国のキングソフト社が提供するオフィスソフトで、文書作成、表計算、プレゼンテーション作成などの機能が備えられており、Microsoft Officeと高い互換性があり、操作性も似ている。その上「Linux版」は、なんと無料で使用できる。
 
WPS Officeの「Debパッケージ」を公式サイトからダウンロードする
 
以下、「Linux版 WPS Office」をUbuntuにインストールした記録。
 
 

 

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1. WPS Office について
 
Ubuntu が Windows の代替として日常使いのデスクトップPCになりうるか、そのカギを握るアプリのひとつが「Officeソフト」ではなかろうか。
 
Ubuntu標準の「LibreOffice」は、互換性がイマイチで本格的に使用する気にはなれない。
 
「WPS Office」が、Microsoft Officeとの互換性が高く、且つ、無料で使用できるとなれば、この理由だけで Ubuntu に移住してもよいと思える。
 
WPS Officeの主な機能
 
■ WPS Writer(文書作成ソフト):Microsoft Wordに相当
論文や契約書などの文書作成や、ハガキやチラシの作成などにも利用できる。
 
■ WPS Spreadsheets(表計算ソフト):Microsoft Excelに相当
表計算や集計、データに基づいたグラフ作成に適しており、住所録や家計簿などにも利用できる。
 
■ WPS Presentation(スライド作成ソフト):Microsoft PowerPointに相当
会議などで発表するためのプレゼンテーション資料の作成に適している。
 
 
 
2. WPS Office のインストール
 
WPS Officeの「Debパッケージ」を公式サイトからダウンロードする。
WPS Officeの「Debパッケージ」を公式サイトからダウンロードする
 
ダウンロードした wps-office_....._amd64.deb ファイルを右クリックし、「別のアプリケーションで開く」を選択する。
ダウンロードした wps-office_....._amd64.deb ファイルを右クリックし、「別のアプリケーションで開く」を選択する
 
「アプリケーションの選択」画面が開くので、「ソフトウェアのインストール」を選択する。
「アプリケーションの選択」画面が開くので、「ソフトウェアのインストール」を選択する
 
「Ubuntu Software」画面に遷移するので、「インストール」をクリックする。
「インストール」をクリックする
 
認証が求められる。
認証が求められる
 
左下隅の「アプリケーションメニュー」を開くと、「WPS Office」のアイコンが追加されている。
左下隅の「アプリケーションメニュー」を開くと、「WPS Office」のアイコンが追加されている
 
WPS Office を起動すると、「残念ながら、Ubuntu 22.04 で内部エラーが発生しました。」というエラーメッセージが出る。「再起動してみてください。」とあるので、再起動する。
WPS Office を起動すると、「残念ながら、Ubuntu 22.04 で内部エラーが発生しました。」というエラーメッセージが出る
 
再起動後、再度 WPS Office を起動すると・・・同じエラーが出るので、「今後、この種類の問題は無視する」にチェックを入れ続行する。
再起動後、再度 WPS Office を起動すると・・・同じエラーが出るので、「今後、この種類の問題は無視する」にチェックを入れ続行する
 
続けて、「WPS Spreadsheets」を起動すると、「フォントが欠落している」というエラーメッセージが出る。又、このメッセージの下には先ほど「無視する」にチェックを入エラーが表示されている。
ここは一旦無視して、次に進んでも問題ない。
続けて、「WPS Spreadsheets」を起動すると、「フォントが欠落している」というエラーメッセージが出る。尚、このメッセージの下には先ほど「無視する」にチェックを入エラーが表示されている
 
 
WPS Office 欠落フォントのインストール:
 
 
 
3. WPS Office の日本語化
 
下記のサイトにアクセスする。
https://github.com/wachin/Backup-WPS-Office-MUI-packages/releases
https://github.com/wachin/Backup-WPS-Office-MUI-packages/releases
 
下にスクロールすると「ja_JP.7z」 という項目があるので、クリックしてダウンロードする。
「ja_JP.7z」 という項目があるので、選択してダウンロードする
 
ダウンロードしたファイルを右クリックし、「ここで展開」を選択し解凍する。
ダウンロードしたファイルを右クリックし、「ここで展開」を選択し解凍する
 
解凍されたフォルダー「ja_JP」ができる。
解凍されたファイル「ja_JP」ができる
 
このフォルダーを「/opt/kingsoft/wps-office/office6/mui」のディレクトリに移動する。
このフォルダーを「/opt/kingsoft/wps-office/office6/mui」にのディレクトリに移動する
 
cd ./Downloads
sudo mv -i ja_JP /opt/kingsoft/wps-office/office6/mui
 
日本語表示になった「WPS Spreadsheets」。
日本語表示になった「WPS Spreadsheets」
 
 
以上で、WPS Office のインストールと日本語化は完了。

 

以上。
(2024.12.09)

 

 

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“Ubuntuに WPS Office をインストールする” への1件の返信

  1. hiroyuki@hiroyuki-PC-VKT23EBG1:~/ダウンロード/ja_JP$ sudo mv -i ja_JP /opt/kingsoft/wps-office/office6/mui
    [sudo] hiroyuki のパスワード:
    mv: ‘ja_JP’ を stat できません: そのようなファイルやディレクトリはありません

    上記のようにうまく行きませんでした。zorinosです。

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