Linux Mint デスクトップアイコン 「ランチャー」の作り方

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Linux Mint (Cinnamon) の使い方
ショートカットアイコン 「ランチャー」の作成 4つの方法
 
Windowsの「アイコン」をLinuxでは「ランチャー」と呼ぶ。
この呼び方の違いは、OSの成り立ち(設計思想)によるものだが、仕組みとしてはかなり近い存在だと言える。
「ランチャー」の作成は非常に簡単で、「Webサイトをアプリ化するアイコン」をテキストエディタだけで作る事も出来る。
 
ランチャーのプロパティ(作成ダイアログ)が開くので、以下の3項目を入力する
 
以下、Linux Mint における「ランチャー」の作成要領をまとめた。
 
 

 

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1. Windowsの「アイコン」とLinuxにおける「ランチャー」の違い
 
Windowsでは、デスクトップにある記号を総じて「アイコン」と呼び、
Linuxのデスクトップ環境では、アプリを起動する仕組みを「ランチャー」と呼ぶ。
 
 アイコン (Windows) とランチャー (Linux)の比較。
特徴アイコン (Windows)ランチャー (Linux)
主な視点 視覚的な実体(何に見えるか) 機能的な役割(何をするか)
実体 .exe へのショートカット、またはファイル自身 .desktop ファイル(設定ファイル)
挙動 ファイルを開く、移動する、削除する アプリケーションを「呼び出す」
配置場所 デスクトップ上がメイン サイドバーやドック(Dock)がメイン
 
Windowsの「アイコン」は、【.exe】ファイルへのショートカット(Link)で、Linuxの「ランチャー」は【.desktop】と言う設定ファイルで作成される。
 
【.desktop】ファイルを、
 /home/<ユーザー名>/Desktop (または ~/デスクトップ)
に作成すると、デスクトップにアイコンが作成される。
【.desktop】ファイルを、
 /home/<ユーザー名>/Desktop (または ~/デスクトップ)
に作成すると、デスクトップにアイコンが作成される
 
【.desktop】ファイルを
 /home/<ユーザー名>/.local/share/applications(~/.local/share/applications
に配置すれば、メニューが作成される。
【.desktop】ファイルを
 /home/<ユーザー名>/.local/share/applications
に配置すれば、メニューが作成される
 
【.desktop】ファイルを
 /usr/share/applications
に配置すれば、全てのユーザーのメニューに表示される。
 
 
🧰 .desktop ファイルは「ファイル名(example.desktop)」ではなく「Name(名前)」で表示される。
⚡ 理由:ファイルマネージャーが、.desktop を「ただのテキスト」ではなく「特別な意味を持つ設定ファイル」として解釈し、ユーザーフレンドリーに表示するように設計されているからです。
 
この【.desktop】ファイルを作成するには、次の「4つの方法」がある。
 
 
 
2. 方法1:メニューから作成する
 
すでにインストールされているアプリは、メニューに登録されているのでメニューから「ランチャー」を作成することが出来る。
 
作成手順:
①.画面左下のメニューボタンをクリックする。
②.デスクトップに置きたいアプリを探す。
③.そのアプリの上で右クリックする。
④.「デスクトップに追加」を選択する。
 
これだけで、デスクトップにランチャー(アイコン)が登場する。
 
「デスクトップに追加」を選択する。
更に、このプルダウンメニューには「パネルに追加」や「お気に入りに追加」もあり、好みの場所にアプリのショートカットアイコンを作ることが出来る
 
【.desktop】が作成される場所。
  • /usr/share/applications ← デフォルトでインストールされているアプリ。
  • /home/mint/デスクトップ ← デスクトップに追加した為。
 
【.desktop】の内容。(多言語の行を省略。)
[Desktop Entry]
Name=Text Editor
Name[ja]=テキストエディター
Comment=Edit text files
Comment[ja]=テキストファイルを編集
Exec=xed %U
Terminal=false
Type=Application
StartupNotify=true
MimeType=text/plain;application/x-zerosize;
Icon=accessories-text-editor
Categories=GTK;Utility;TextEditor;
Keywords=xed;text;editor;tabs;highlighting;code;multiple;files;pluggable;notepad;
X-MATE-DocPath=xed/xed.xml
Actions=new-window;

[Desktop Action new-window]
Name=New Window
Exec=xed --new-window %U
「Exec=xed %U」は、xedを実行する命令です。
 
 
 
3. 方法2:テキストエディタでアイコンを作成する
 
「テキストエディタ」でアイコンを作る事も出来る。
 
🟨 以下の手順は、Webサイトをアプリ化する【.desktop】ファイルを作成した例で、「Googleカレンダー」が専用アプリのように開くランチャーです。
 
✅ ①.デスクトップにファイルを作成する。
デスクトップで右クリックし「新しいドキュメントを作成」から「空のドキュメント」をクリックする。
デスクトップで右クリックし「新しいドキュメントを作成」から「空のドキュメント」をクリックする
 
名前を GoogleCalendar.desktop にする。
名前を GoogleCalendar.desktop にする
 
✅ ②.テキストエディタで中身を記述する。
作成したファイルを右クリックして「テキストエディタで開く」をクリックする。
作成したファイルを右クリックして「テキストエディタで開く」をクリックする
 
以下の内容をコピー&ペーストする。
[Desktop Entry]
Version=1.0
Type=Application
Terminal=false
Name=Google Calendar
Comment=Googleカレンダーに素早くアクセス
# ブラウザを「アプリモード」で起動するコマンド(Google Chromeの場合)
Exec=google-chrome --app=https://calendar.google.com
Icon=google-calendar
Categories=Office;Network;
以下の内容をコピー&ペーストする
 
出来上がったアイコンをクリックすると、実行可能になっていないという警告が表示される。
出来上がったアイコンをクリックすると、実行可能だが警告が表示される
 
✅ ③.実行権限を付与する。
ファイルを右クリックして「プロパティ」を開く。
ファイルを右クリックして「プロパティ」を開く
 
 「パーミッション」タブに移動し、「プログラムとして実行可能」 にチェックを入れる。
 [権限] タブに移動し、「プログラムとして実行可能」 にチェックを入れる
 
チェックを入れた瞬間に、デスクトップ上の表示が Google Calendar に変わり、アイコンもカレンダーのものに変化する!。
 
✅ ④.出来上がったアイコンをクリックすると、「Google Calendar」が独立したアプリの様に起動する。
出来上がったアイコンをクリックすると、「Google Calendar」が起動する
 
📌 ポイント:Exec 行の工夫。
google-chrome --app=URL というオプションを使うと、タブやアドレスバーが表示されない「専用ウィンドウ」でサイトが開くため、よりアプリ感が増す。Firefoxの場合は通常のURL指定でOKです。
 
 
 
4. 方法3:デスクトップで右クリックして作成する
 
🟨 以下の手順は、【YouTube】をブラウザから開くのではなく、【YouTube】(特定のサイト)を直接開く .desktop ファイルを作成した例です。
 
✅ ①.デスクトップの何もないところで右クリックし、「ここに新しいランチャーを作成...」を選択する。
デスクトップの何もないところで右クリックし、「ここに新しいランチャーを作成...」を選択する
 
✅ ②.ランチャーのプロパティ(作成ダイアログ)が開くので、以下の3項目を入力する。
名前: YouTube
コマンド:google-chrome --app=https://www.youtube.com
コメント: YouTubeをブラウザで開きます
ランチャーのプロパティ(作成ダイアログ)が開くので、以下の3項目を入力する
 
※Google Chromeを使うなら google-chrome --app=https://www.youtube.com とすると、よりアプリっぽく開く。
firefoxの場合は「firefox https://www.youtube.com」。
 
🧰 設定項目の意味。
名前:デスクトップに表示される名前(例:マイアプリ)
コマンド:実行するファイルを選択します。右側の「参照」ボタンからファイルを選べます。
コメント:空欄でもOKです(マウスを乗せた時に表示される説明文)。
 
ランチャーのプロパティの左側にある、「ロケットマーク」をクリックすると「アイコンを選択」画面が出る。
ランチャーのプロパティの左側にある、「ロケットマーク」をクリックすると「アイコンを選択」画面が出る
 
✅ ③.「OK」をクリックすると、「メニューにも追加しますか?」とのメッセージが表示される。
「OK」をクリックすると、「メニューにも追加しますか?」とのメッセージが表示される
 
✅ ④.アイコンの変更。
出来上がったアイコンを右クリックして「プロパティ」を開く。
出来上がったアイコンを右クリックして「プロパティ」を開く
 
プロパティの左側にある、「ロケットマーク」をクリックする。
プロパティの左側にある、「ロケットマーク」をクリックする
 
「アイコンを選択」画面が表示されるので、【YouTube】のアイコンを選択する。
「アイコンを選択」画面が表示されるので、【YouTube】のアイコンを選択する
 
デスクトップ上のアイコンも【YouTube】のものに変化する!。
デスクトップ上アイコンも【YouTube】のものに変化する!
 
✅ ⑤.出来上がったアイコンをクリックすると、「YouTube」が起動する。
出来上がったアイコンをクリックすると、「YouTube」が起動する
 
【.desktop】が作成される場所。
 /home/mint/デスクトップ ← メニューに追加しなかったのでデスクトップのみ。
 
【.desktop】の内容。
[Desktop Entry]
Name=YouTube
Name[ja_JP]=YouTube
Exec=google-chrome --app=https://www.youtube.com
Exec[ja_JP]=google-chrome --app=https://www.youtube.com
Comment=YouTubeをブラウザで開く
Comment[ja_JP]=YouTubeをブラウザで開く
Terminal=false
PrefersNonDefaultGPU=false
Icon=Youtube-youtube.com
Icon[ja_JP]=cinnamon-panel-launcher
Type=Application
Type[ja_JP]=Application
 
 
 
5. 方法4:手動で【.desktop】ファイルを作成する
 
この方法は、端末(ターミナル)で「コマンド」を使って作成します。
 
✅ ①.ホームディレクトリに ~/.local/share/applications/ を作成する。
 mkdir -p ~/.local/share/applications
 
✅ ②.ホームディレクトリの ~/.local/share/applications/ に xxxxx.desktop ファイルを作成する。
 nano ~/.local/share/applications/xxxxx.desktop
 
【.desktop】の内容例。
[Desktop Entry]
Name=Power Off
Comment=Shut down the system
Exec=systemctl poweroff
Terminal=false
Type=Application
Icon=system-shutdown
Categories=System;
「Exec=systemctl poweroff」は、systemctl コマンドを使用してマシンの電源をオフにする命令。
 
 
✅ ③.ファイルを保存して、実行権限を付与する。
 chmod +x ~/.local/share/applications/xxxxx.desktop
 
参考事例:
 
 
 
6. 【.desktop】ファイルの内容について
 
【.desktop】ファイルの設定項目。
キー 必須内容
[Desktop Entry]必須 ファイルの開始を示すセクションヘッダー。
Type必須 Application(アプリ), Link(URL), Directory(フォルダ)のいずれか。通常はApplication。
Name必須 アプリケーションメニューに表示される名前。
Execアプリの場合必須 実行するコマンドまたはファイルの絶対パス。引数(%f, %Uなど)も指定可能。
Icon推奨 アイコンのファイル名または絶対パス(/usr/share/icons/内など)。
Comment任意 アプリの説明(ツールチップなどで表示)。
Terminal任意 trueにすると、端末(Terminal)上でプログラムが起動する。
デフォルトはfalse。
Categories任意 メニュー内での分類(例: Development, Office, Network)。
StartupNotify任意 trueにすると、起動中アイコンが跳ねるなどの通知を行う。
StartupWMClass任意 アプリが独自クラスを持つ場合、アイコンを正しく認識させるために指定。
 
 

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以上。
(2026.04.25)

 

 

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