AMラジオ用「ループアンテナ」を作った

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AMラジオ用「ループアンテナ」の自作
 
風呂場での『AMラジオ』の感度が極度に悪く、NHK第二放送ぐらいしか聞くことが出来ず、困っていた。アンテナをなんとかせねばと調べてみると、ループアンテナを使用すると感度が良くなるということなので、自作してみることにした。
 
AMラジオ用「ループアンテナ」
 
以下、AMラジオ用「ループアンテナ」を自作した記録。
 

 

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1. 材料
 
購入品。
①.線材(銅線30m)
②.A4書類ケース(ダイソー)200円
③.グルーガン(ダイソー)200円
④.グルースティック(ダイソー 20本入り)200円
⑤.3Pトグルスイッチ (1回路2接点)(共立エレショップ)90円
⑥.AM用2連ポリバリコン(80pF+170pF)(共立エレショップ)300円
⑦.ポリバリコン用ツマミ(共立エレショップ)108円
 
銅線は、近所の電気屋さんに行き、インターフォン用の線を分けてもらった。40mで¥1,290- だった。2線なので、皮をむき2本にバラした。
 
ダイソーでの購入品(A4書類ケース、グルーガンとスティック)。
AMラジオ用「ループアンテナ」を自作
 
共立エレショップでの購入品。
AMラジオ用「ループアンテナ」
 
 
2. 作り方
 
A4書類ケースの内箱の外側に、銅線を【 2mm 】幅で、25回巻いた。
AMラジオ用「ループアンテナ」
 
銅線の長さ。
内箱のサイズは、横=31cm、縦=22.8cmなので、
1周は 31x2+22.8x2=107.6cm になり、25回巻くと26.9mとなる。
 
①.銅線を等間隔で巻いていくのは非常に難しいが、グルーガンでグルーを押し出して、銅線を接着しながら作業をした。2mm間隔は櫛の幅に合っているので、櫛で間隔を決めながらグルーで固定すると、まずまずの等間隔になった。
 
②.ピックアップ用の線は、内箱の内側に2回巻いた。
 
※:回路図は、こちらのサイトを参考にさせて頂いた。
あおもりくま製 ループアンテナ
 
 
3. 使い方
 
 聞きたい放送局の周波数にセットするのが結構難しい。アンテナの周波数セット位置がよくわからないので、まずラジオを聴きたい周波数辺りにセットし、その後アンテナのバリコンを調整し、聴きたい周波数が聞ける状態を作り、またラジオチューニングするといった調整が必要である。しかし、このアンテナがあると聴きたい周波数にビシッとセットでき、感度が抜群に良くなった。
 
 
2号機の制作(2017.12.16)
 
1号機の性能があまりにもよく『 選局 』がビシッと決まるので、2号機を作ってみた。
 
今回も、100均のダイソーに行き、材料を調達。
 
巻き枠用の工作用木材と、ダボ。
ループアンテナ 2号機の制作
 
折りたためるマガジンラック(¥200)と、ウッドボックス(¥100)。
ループアンテナ 2号機の制作
 
マガジンラック(1次巻き線用)とダボ(2次巻き線用)で、銅線を巻く枠腕を作る。(マガジンラックをバラシて、枠部分を切断して利用。)
ループアンテナ 2号機の制作
 
巻き枠を、十字に組み立てる。
ループアンテナ 2号機の制作
 
巻き枠をウッドボックスに差し込んで、台座が完成。
ループアンテナ 2号機の制作
 
巻き線が等間隔になるよう、枠腕に切り込みを入れた。枠腕は、線を巻くと撓むので、上下につっかい棒をかました。
ループアンテナ 2号機の制作
 
銅線をまく前に、アンテナを塗装することにした。
ループアンテナ 2号機の制作
 
a+ b2 = C2 なので、一辺の長さは 約42.4cm になる。
「ループアンテナ」を自作
 
ループアンテナの巻数計算には、次のサイトを使わせてもらった。
「AMラジオ用にループアンテナを自作しよう」
自作ループアンテナの巻数計算
ループアンテナの巻数計算結果。
巻数   周波数 導線長さ インダクタンス 浮遊コンデンサ容量
19回   523kHz  33m       315μH              45pF
18回   548kHz  31m       289μH              43pF
17回   576kHz  29m       264μH              40pF
16回   607kHz  28m       239μH              38pF
15回   642kHz  26m       216μH              35pF
14回   682kHz  24m       193μH              33pF
13回   728kHz  23m       171μH              30pF
12回   780kHz  21m       150μH              28pF
11回   842kHz  19m       130μH              25pF
10回   915kHz  18m       111μH              23pF
 9回  1004kHz  16m        93μH              20pF
 8回  1114kHz  14m        76μH              18pF
 7回  1252kHz  12m        61μH              15pF
 6回  1435kHz  11m        47μH              13pF
 5回  1686kHz  9m         34μH              10pF
 4回  2055kHz  7m         23μH               8pF
 3回  2655kHz  6m         14μH               5pF
 2回  3819kHz  4m          7μH               3pF
 1回  7144kHz  2m          2μH               0pF
 
色々と、パラメターを変えて計算してみたが、大差がなかったので、最大値をとって『19回』巻いた。そして、途中にリードをつけて、巻き数を変えられるようにした。また、ピックアップを3回巻き、これも2回に調節できるようにした。
ループアンテナ 2号機の制作
 
バリコンの容量不足を考慮して、2連にしてみた。
ループアンテナ 2号機の制作
 
ピックアップ用に、RCAピンジャックを取り付けた。
ループアンテナ 2号機の制作
 
完成!。
AMラジオ用「ループアンテナ」の自作
 
・・・バリコンでの周波数調整ができない。
電波は問題なく拾えているが、『 選局 』がビシッと決まらない。
 

以上。
(2017.12.12)

 

 

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“AMラジオ用「ループアンテナ」を作った” への1件の返信

  1. たぶん、ピッチを取りすぎるとコイルL1側の浮遊容量が増えるよ(?)などと誰かが言ってました。

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