WordPress Twenty Seventeen
Contact Form 7
Cloudflare Turnstile のインテグレーションモジュールを導入
かねてより WordPress の「お問い合わせ」について、「Google はすべての reCAPTCHA ユーザーを reCAPTCHA Enterprise に移行させる計画を表明しています。」という注意喚起が表示されていた。
2025.06.27 Contact Form 7 が バージョン: 6.1 に アップグレードされた。これにより、代替の CAPTCHA ソリューションである Cloudflare Turnstile のインテグレーションモジュールが導入されたので、早速セットアップしてみた。
以下、Contact Form 7 に Cloudflare Turnstile のインテグレーションモジュールをセットアップした記録。
1. 表示されていた「注意喚起」
reCAPTCHA ユーザーの方はご注意ください: Google はすべての reCAPTCHA ユーザーを reCAPTCHA Enterprise に移行させる計画を表明しています。これは皆さんの大多数にとってコスト増を意味します。私たちの今後の CAPTCHA サポートの方針と皆さんの選択肢について確認してください。
Contact Form 7 の サポート方針。

すでにご存じと思いますが、Google はすべての reCAPTCHA ユーザーを2025年末までに Google Cloud 上の reCAPTCHA Enterprise に移行させる計画のようです。これは多くのユーザーにとってコスト増を意味します。この動きについての注意喚起のためここでお知らせします。
次のメジャーアップデート (今年の前半に出る予定の Contact Form 7 バージョン 6.1) にて、reCAPTCHA インテグレーションモジュールを Google Cloud 版 reCAPTCHA に対応したものに改訂する予定です。reCAPTCHA の利用を続ける場合は、サイト上の Contact Form 7 を 6.1 にアップグレードするのに先立って reCAPTCHA キーを Google Cloud プロジェクトに移行させる必要があります。
それから、Contact Form 7 6.1 には代替の CAPTCHA ソリューションである Cloudflare Turnstile のインテグレーションモジュールが導入されます。Cloudflare Turnstile は (少なくとも今のところは) 無料で利用でき、Google reCAPTCHA 以上に効果的に機能する可能性があると私たちは考えています。
2. プラグイン Contact Form 7 の更新
プラグイン Contact Form 7 を新バージョン 6.1 に更新する。

WordPressサイトのダッシュボードの「問い合わせ」→「インテグレーション」を開くと、「Turnstile」が追加されている。

「インテグレーションのセットアップ」には、「サイトキー」と「シークレットキー」が必要。

3. Cloudflare Turnstile の統合要領
Cloudflareから「サイトキー」と「シークレットキー」を取得する。
アカウントを作成する必要があるので、今回は Googleアカウントを利用する。

Googleアカウントを確認し、「次へ」をクリックする。

パスワードを入力し、「次へ」をクリックする。

2段階認証を行う。

「Cloudflare Dashboard にログイン」画面が表示されるので、「次へ」をクリックする。

「Cloudflare Dashboard」画面が表示されたら、サイドバーの「
改札口(Turnstile)」をクリックする。

「
改札口 概要」画面が表示されるので、中央の「ウィジェットを追加」をクリックする。

「ウィジェットを追加」画面に遷移するので、ウィジェット名に分かりやすい名前を入力し、「ホスト名の追加」をクリックする。

右側から「ホスト名の追加」画面がせり出してくるので、WordPressサイトのアドレスを入力し、その右にある「
足す」ボタンをクリックする。

右下の「選択したホスト名」欄に、WordPressのサイトアドレスが追加されるので、チェックをいれ「
足す」ボタンをクリックする。

「ウィジェットを追加」画面に戻るので、下にスクロールする。

ウィジェットモードに、「管理」が選択されている。変更する必要はないので「
創造する」をクリックする。

「ターンスタイルウィジェットの作成に成功しました!」のメッセージと共に、「サイトキー」と「シークレットキー」が表示される。

この後、WordPressサイトのダッシュボードに移動し、「お問い合わせ」→「インテグレーション」→「Turnstile」セクションで「インテグレーションのセットアップ」を選択し、ここに「サイトキー」と「シークレットキー」を貼り付け、「変更を保存」をクリックする。

以上で、Cloudflare Turnstile のインテグレーションモジュールのセットアップは完了。

4. インテグレーションモジュールの組み合わせについて
複数のスパム対策インテグレーションモジュールを組み合わせて導入することは可能であるが、競合やパフォーマンス低下を招く可能性もある。
Akismet は内容分析、Turnstile は非Google CAPTCHA ソリューションで、それぞれのモジュールが役割を補完し合う組み合わせになる。
シンプルで効果的な構成: Akismet + Turnstile が推奨される。
Contact Form 7 の「インテグレーション」から、Google reCAPTCHA の連携設定を削除する。

Google reCAPTCHA の連携設定が削除された。

「ゴミ箱」をクリックする。

「削除」をクリックする。

以上。
(2025.06.27)