KDE neon WPS Office のインストール と NASへのアクセス

Linux 活用ノウハウ
KDE neon Plasma
WPS Office のインストール と NASへのアクセス
 
Microsoft Officeと高い互換性がある「WPS Office Linux版」は、無料で使用できる。この「WPS Office Linux版」を KDE neon にインストールし、NAS にある「Windowsで作成した Officeのドキュメント エクセルやパワポ」を直接扱えるようにする。
 
NASにある「.xlsx」ファイルをクリックする
 
以下、WPS Office の「開く」で表示されるフォルダー一覧に「NAS のドライブ」を表示し、アプリから直接 NASのドキュメントへのアクセスを可能にした記録。
 
 

 

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1. WPSの「Debパッケージ」を公式サイトからダウンロードする
 
WPS Office for Linuxで提供されているパッケージの種類。
 • DEBパッケージ (.deb):Ubuntu、Debian 系
 • RPMパッケージ (.rpm):Fedora、Red Hat 系
 • Flatpak版
 • Snap版
 
Debパッケージは、ディストリビューションの安定版を重視する場合やシステム統合された管理に適し、Flatpak版は最新版のアプリや依存関係の分離、サンドボックス化が必要な場合に有利である。
基本はパッケージマネージャー(aptなど)で提供されるDebを優先するのが良い
 
タスクマネージャーにある「Discover ソフトウェアセンター」を開き、検索バーで「wps office」を検索すると、【Flatpak】版と【Snap】版が表示される。(KDE neonでWPS Officeをインストールする場合、一般的にはFlatpak版が推奨されている。)
タスクマネージャーにある「Discover ソフトウェアセンター」を開き、検索バーで「wps office」を検索すると、【Flatpak】版と【Snap】版が表示される
 
今回は「Discover ソフトウェアセンター」のパッケージは利用せず、「Debパッケージ」をインストールする。
 
「Debパッケージ」を、WPSの公式サイトからダウンロードする。
「Debパッケージ」を、WPSの公式サイトからダウンロードする
 
 
 
2. 「ソフトウェアのインストール」でインストールする
 
ダウンロードした「wps-office_....._amd64.deb」ファイルを右クリックして、「Discover で開く」を選択する。
ダウンロードした「wps-office_....._amd64.deb」ファイルを右クリックして、「Discover で開く」を選択する
 
ダウンロードしたファイルが「Discover」に読み込まれる。
ダウンロードしたファイルが「Discover」に読み込まれる
 
読み込みが完了したら「.debからインストール」をクリックする。
読み込みが完了したら「インストール」をクリックする
 
認証が求められるので、パスワードを入力する。
認証が求められるので、パスワードを入力する
 
インストールが完了すると、デスクトップ上にアイコンが作られる。
Discover 画面の「起動する」をクリックする。
インストールが完了すると、デスクトップ上にアイコンが作られる。Discover 画面の「起動」をクリックする。
 
チェックを入れ「I Confirm」をクリックする。
チェックを入れ「I Confirm」をクリックする
 
WPS Office が立ち上がる。
WPS Office が立ち上がる
 
サイドバーの「Open」をクリックすると、「OpenFile」画面が開く。
サイドバーの「Open」をクリックすると、「OpenFile」画面が開く
 
NASは、どこにも表示されない。
 
 
 
3. WPS Office の日本語化
 
下記のサイトから「日本語言語パック(MUI)」が入手できる
https://github.com/wachin/Backup-WPS-Office-MUI-packages/releases
下記のサイトにアクセスする
 
【Assets】の中にある「ja_JP.7z」 というファイルをクリックしてダウンロードする。
【Assets】の中にある「ja_JP.7z」 というファイルをクリックしてダウンロードする
 
ダウンロードした「ja_JP.7z」 を右クリックし、「展開」→「ここに展開」を選択して解凍する。
ダウンロードした「ja_JP.7z」 を右クリックし、「展開」→「ここに展開」を選択し解凍する
 
「ja_JP」 というフォルダーが解凍される。
「ja_JP」 というフォルダーが出来る
 
このフォルダーを「/opt/kingsoft/wps-office/office6/mui」のディレクトリに移動する。
🔹 cd ./Downloads
🔹 sudo mv -i ja_JP /opt/kingsoft/wps-office/office6/mui
 
このフォルダーを「/opt/kingsoft/wps-office/office6/mui」のディレクトリに移動する
 
この後 WPS Office を立ち上げると、日本語化されている。
この後 WPS Office を立ち上げると、日本語化されている
 
この後 WPS Office を立ち上げると、日本語化されている
 
 
 
4. 不足フォントのインストール
 
Windowsで作成したドキュメントを開くと【システムチェック】画面が現れる。
Windowsで作成したドキュメントを開くと【システムチェック】画面が現れる
 
システムチェックの内容は、「システムに Symbol, Wingdings, Wingdings 2, Wingdings 3, MT Extra フォントが存在しな・・・」と表示される。
システムチェックの内容は、「システムに Symbol, Wingdings, Wingdings 2, Wingdings 3, MT Extra フォントが存在しな・・・」と表示される
 
これらのフォントは、リポジトリ「https://github.com/udoyen/wps-fonts」からダウンロードできる。
これらのフォントは、リポジトリ「https://github.com/udoyen/wps-fonts」からダウンロードできる
 
「コード」を展開し、「ZIPをダウンロード」をクリックする。
「コード」を展開し、「ZIPをダウンロード」をクリックする
 
ダウンロードした「ZIP」 ファイルを右クリックし、「展開」→「ここに展開」を選択して解凍する。
ダウンロードした「ZIP」 ファイルを右クリックし、「展開」→「ここに展開」を選択し解凍する
 
「wps-fonts-master」フォルダーが解凍される。
「wps-fonts-master」フォルダーが解凍される
 
この中に「wps」フォルダーがあり、更に開くと、不足しているフォントがこの中に入っている。
この中に「wps」フォルダーがあり、更に開くと、不足しているフォントがこの中に入っている
 
この中に「wps」フォルダーがあり、更に開くと、不足しているフォントがこの中に入っている
 
これらのフォントを「/usr/share/fonts/wps-office/」に移動する。
🔹 cd ./Downloads/wps-fonts-master/wps
🔹 sudo mv * /usr/share/fonts/wps-office/
これらのフォントを「/usr/share/fonts/wps-office/」に移動する
 
これで、【システムチェック】の表示が解消される。
これで、【システムチェック】の表示が解消される
 
 
 
5. WPS Office の クラッシュ対策
 
Windowsで作成したドキュメントを開いていると・・・。
Windowsで作成したドキュメントを開いていると・・・
 
Sorry! A problem has occurred
WPS Office crashed for some reasons.
が表示される。
Sorry! A problem has occurred
WPS Office crashed for some reasons.
が表示される
 
✅ 解決策:原因はWindowsで使用している「Meiryo UI の フォント」にあるようだ。
 
①.ドキュメントで使用している「Meiryo UI」フォントを追加する。
Meiryo UI フォントの追加要領:
 
Windowsから「Meiryo UI」フォントをコピーし、「ダウンロード」フォルダーに貼り付ける。
Windowsから、「Meiryo UI」フォントを「ダウンロード」フォルダーにコピーする
 
meiryo ディレクトリの作成。
🔹 sudo mkdir /usr/share/fonts/meiryo
 
フォントの移動。
🔹 sudo mv ~/Downloads/meiryo.ttc /usr/share/fonts/meiryo
 
🚨 ボールド(太字)フォントも移動する。
🔹 sudo mv ~/Downloads/meiryob.ttc /usr/share/fonts/meiryo
 
⚠️ ボールド(太字)フォントがない場合、下図のような文字化けになる。
ボールド(太字)フォントない場合、下図のような文字化けになる
 
②.フォントキャッシュの更新。
🔹 sudo fc-cache -f
 
「Meiryo UI」フォントを追加する
 
📌 ③.設定ファイルを初期化する。(・・・重要。)
 • WPSを完全に終了します。
 • ホームディレクトリにある設定フォルダの名前を変更(バックアップ)します。
 🔹 mv ~/.config/Kingsoft ~/.config/Kingsoft_bak
 • 再度WPSを起動します。
 
設定ファイルを初期化する
 
再起動すると、次の確認画面が表示される。
再起動すると、次の確認画面が表示される
 
 
✅ これで、クラッシュの発生が止まった。
 
 
 
6. NASにあるドキュメントへのアクセス
 
WPS Office(Linux版)は、
 • /mnt
 • /media
 • ルート /
といった システム領域をファイル選択ダイアログで「隠す」仕様になっている。
システム領域をファイル選択ダイアログで「隠す」仕様になっている
 
👉 このため
実際にはマウントされていても、WPS Office からは見えない。
実際にはマウントされていても、WPS Office からは見えない
 
WPS Office が 必ず表示する のは
🔎 /home/ユーザー名/*
配下のフォルダーやファイルです。
 
⭐ 解決策:NASを「ホームディレクトリ配下」にマウントする
 
NASのホームディレクトリ配下へのマウント要領。
 
📌 NASがホームディレクトリ配下にマウントされると、ファイル管理ソフト「Dolphin」のホームディレクトリに【nas】が表示されるようになる。
NASがホームディレクトリ配下へにマウントされると、ファイル管理ソフト「Dolphin」のホームディレクトリに【nas】が表示されるようになる
 
 
WPS Office を立ち上げ、「開く」から「Home」タブをクリックすると、フォルダー一覧に「nas」が現れる。
WPS Office を立ち上げ、「開く」から「Home」タブをクリックすると、フォルダー一覧に「nas」が現れる
 
「nas」をクリックすると・・・。
「nas」をクリックすると・・・
 
マウントした「synology」フォルダーが表示される。
マウントした「synology」フォルダーが表示される
 
これで、WPS Office から NASのドキュメントへの直接アクセスが可能となる。
これで、WPS Office から NASへの直接アクセスが可能となる
 
NASにある「.xlsx」ファイルをクリックする。
NASにある「.xlsx」ファイルをクリックする
 
エクセルファイルが表示される。
エクセルファイルが表示される
 
NASにある「.pptx」ファイルをクリックする。
NASにある「.pptx」ファイルをクリックする
 
パワーポイントが表示される。
パワーポイントが表示される
 
メニュから「WPS Presentation」を開くと・・・。
メニュから「WPS Presentation」を開くと・・・
 
「最近の訪問」が表示され、パワポの表示履歴が一覧で表示される。
「最近の訪問」が表示され、パワポの表示履歴が一覧で表示される
 
メニュから「WPS Spreadsheets」を開くと・・・。
メニュから「WPS Spreadsheets」を開くと・・・
 
エクセルの表示履歴が一覧で表示される。
エクセルの表示履歴が一覧で表示される
 
 
これで、Windowsで作成した「Officeのドキュメント」が、KDE neon で容易に開くことが出来るようになる。
 

 

以上。
(2026.01.02)

 

 

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