Linux Mint のデフォルトテキストエディタ Xed の使い方

低スペック PC 活用ノウハウ
Linux Mint (Cinnamon) の使い方 その-13
テキストエディタ Xed の使い方
 
Linux Mint にデフォルトでインストールされている Xed は、軽量で使いやすいテキストエディタです。シンプルなインターフェースでありながら、プログラミングやメモ書き、設定ファイルの編集など、さまざまな用途に対応しています。
 
Pythonの例:ステータスバーに「Python 2」と表示される
 
以下、Xed の基本的な使い方から便利な機能までを詳しく記録。
 
 

 

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1. Xed の起動方法と画面構成
 
①.メニューから起動:
画面左下の「メニュー」をクリックし、「アクセサリ」カテゴリから「テキストエディタ」を選択。
画面左下の「メニュー」をクリックし、「アクセサリ」カテゴリから「テキストエディタ」を選択
 
②.ファイルから起動:
テキストファイルをダブルクリックすると、デフォルトでは Xed で開かれるようになっている。
テキストファイルをダブルクリックすると、デフォルトでは Xed で開かれるようになっている
 
テキストファイルを右クリックし「テキストエディタ で開く」を選択して、Xedを指定して開くことも出来る。
テキストファイルを右クリックし「テキストエディタ で開く」を選択して、Xedを指定して開くことも出来る
 
ファイルは、タブで開かれる。
ファイルは、タブで開かれる
 
③.ターミナルからは、以下のコマンドを入力して直接起動できる:
xed
③.ターミナルからは、以下のコマンドを入力して直接起動できる:
xed
 
起動すると、シンプルな白いウィンドウに「編集中のドキュメント 1」のタブが表示され、すぐにテキストの入力や編集が開始できる。
起動すると、シンプルな白いウィンドウに「編集中のドキュメント 1」のタブが表示され、すぐにテキストの入力や編集が開始できる
 
<画面構成>
メニューバー:ファイル、編集、表示、ツールなどのメニューが並んでいます。
ツールバー:新規ファイル作成、保存、検索などのよく使う機能のアイコンが配置されています。
タブバー:ファイルは複数のタブで開かれる。タブを切り替えるには、タブをクリックする。
編集エリア:テキストを入力・編集するメインのエリアです。
ステータスバー:ファイルの状態(保存済みかどうか)やカーソルの位置(行数・列数)が表示されます。
 
左下隅のアイコン:現在のウィンドウでサイドペインを表示または非表示に出来る。
左下隅のアイコン:現在のウィンドウでサイドペインを表示または非表示に出来る
 
 
 
2. 便利な機能
 
以下、Windowsの「メモ帳」と比較した【特長】を記載。
 
2.1 シンタックスハイライト
 
Xed はプログラミング言語に対応したシンタックスハイライト機能を備えており、Python、C、HTML などのコードを編集する際、これらのプログラミング言語が自動的に判別され、自動でシンタックスハイライトが適用されるので、キーワードやコメントが色分けされて見やすくなる。
 
Pythonの例:ステータスバーに「Python 2」と表示される。
Pythonの例:ステータスバーに「Python 2」と表示される
 
言語リストの中には、Python と Python 2 が登録されている。
言語リストの中には、Python と Python 2 が登録されている
 
HTMLの例:ステータスバーに「HTML」と表示される。
HTMLの例:ステータスバーに「HTML」と表示される
 
ドキュメントを新規に作成した場合、言語には「なし」が設定されるので手動で設定が必要。
ドキュメントを新規に作成した場合、言語には「なし」が設定されるので手動で設定が必要
 
メニューの「表示」→「強調表示モード」で、言語リストを表示することもできる。
メニューの「表示」→「強調表示モード」で、言語リストを表示することもできる
 
「ハイライトモード(強調表示)」の言語リスト。
「ハイライトモード(強調表示)」の言語リスト
 
シンタックスハイライトを有効にするには、ファイルの拡張子(例: .py、.c)が正しく設定されている必要がある。
 
 
2.2 検索と置換
 
Xed には、テキスト内を検索したり、特定の文字列を置換する機能がある。
 
メニューバーの「検索」から「検索」を選択。
メニューバーの「検索」→「検索」を選択
 
下部に検索バーが表示されるので、検索したい文字列を入力して検索。
下部に検索バーが表示されるので、検索したい文字列を入力して検索
 
メニューバーの「検索」から「置換」を選択すると・・・。
メニューバーの「検索」から「置換」を選択する
 
下部に置換バーが追加されるので、置換後の文字列を指定する。
下部に置換バーが追加されるので、置換後の文字列を指定する。
 
「すべて置換」をクリックすると、ファイル内の該当文字列を一括で置換できる。
 
大文字・小文字を区別する場合は、検索バーの「大文字と小文字を区別」オプションをチェックする。
大文字・小文字を区別する場合は、検索バーの「大文字と小文字を区別」オプションをチェックする
 
 
2.3 行番号の表示
 
コードや長いテキストを編集する際、行番号があると便利です。
 
メニューバーの「編集」から「設定」を選択。
メニューバーの「編集」から「設定」を選択
 
「エディタ」→「ディスプレイ」にある「行番号を表示」のチェックをオンにする。
「エディタ」→「ディスプレイ」にある「行番号を表示」のチェックをオンにする
 
編集エリアの左側に行番号が表示される。
編集エリアの左側に行番号が表示される
 
「エディタ」→「ディスプレイ」にある「ミニマップを表示」にチェックを入れると・・・。
「エディタ」→「ディスプレイ」にある「ミニマップを表示」にチェックを入れると・・・
 
編集エリアの右側にマップが表示される。
編集エリアの右側にマップが表示される。
 
 
2.4 タブとスペースの設定
 
プログラミングでは、インデントが重要です。Xed ではタブやスペースの設定をカスタマイズできます。
 
「編集」→「設定」を開くと「インデント(字下げ)」に関する設定があり、デフォルトでは「タブ幅」が【 4 スペース 】に設定されている。
「編集」→「設定」を開くと「インデント(字下げ)」に関する設定があり、デフォルトでは「タブ幅」が【 4 スペース 】に設定されている
 
 
 
3. ショートカットキー一覧
 
以下はよく使うショートカットキーの一部です。
 
操作ショートカット
新規ファイルCtrl + N
ファイルを開くCtrl + O
保存Ctrl + S
検索Ctrl + F
置換Ctrl + H
元に戻すCtrl + Z
やり直すCtrl + Shift + Z
 
 
 
4. 拡張子 .txt でファイルを保存する方法
 
Xed には拡張子を自動的に追加する設定は無いため、以下の方法で対応する。
 
方法1: 手動で拡張子 .txt を追加して保存
ファイルを保存する際、ファイル名に拡張子 .txt を追加して保存する。
ファイルを保存する際、ファイル名に拡張子 .txt を追加して保存する
 
方法2: テンプレートファイルを活用
①.ホームディレクトリ内にある「テンプレート」フォルダーを開く。
ホームディレクトリ内にある「テンプレート」フォルダーを開く
 
②.「テンプレート」フォルダーに template.txt などのテキストファイルを作成する。
「テンプレート」フォルダーに template.txt などのテキストファイルを作成する
 
③.「テンプレート」フォルダーの template.txt を直接開き、編集した後ファイル名を変更して保存する。
「テンプレート」フォルダーの template.txt を直接開き、編集した後ファイル名を変更して保存する
 
④.保存したいフォルダーで右クリックし「新しいドキュメントを作成」をクリックすると、「テンプレート」フォルダーの template が表示されるので、これをクリックする。
保存したいフォルダーで右クリックし「新しいドキュメントを作成」をクリックすると、「テンプレート」フォルダーの template が表示されるので、これをクリックする
 
⑤.拡張子が .txt のファイルが作成されるので、名前を設定してこのファイルを編集する。
拡張子が .txt のファイルが作成されるので、名前を設定してこのファイルを編集する
 
以上の様な方法で、「拡張子 .txt 」でファイルが保存出来る。
 
「テンプレート」フォルダーを利用すれば、あらゆる拡張子のファイルに対応可能。
 
 
 
5. まとめ
 
Xed は、シンプルながらも強力なテキストエディタで、初心者から上級者まで幅広く対応します。
 

 

以上。
(2025.07.10)

 

 

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