Windows のコマンドプロンプトと比較して覚える Linuxコマンド20選

Linux Mint を徹底的に使いこなす
Stage 2 01_01
ターミナルでの コマンドの使い方
 
Linux Mint に慣れて、GUIベースでは問題なく使えるようになったが、ターミナルでのコマンド操作はどうも苦手だと感じる人は多い。ところが、Windows のコマンドプロンプト(CMD)を使ったことがある人は、Linux のコマンドの操作に驚くほどスムーズに入れるという。
 
Linux で、ファイルやディレクトリの一覧を表示するコマンドは 【ls】
 
そこで、CMD と Linux のコマンドを一対一で対比しながら、よく使う20個のコマンドをまとめてみた。
 
 

 

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1. Windows の コマンドプロンプト につて
 
 

 コマンドプロンプト とは
 キーボードから「コマンド」と呼ばれる命令文を入力してパソコンを操作するツールのことで、CLIを提供するシェルです。

 シェルとは
 人間が入力したコマンドをOS(パソコン)にわかるように解釈して実行させるプログラムをシェルと言い、人間とパソコンの仲介係です。

 
コマンドプロンプトの起動は、Windowsのスタートメニューにある検索バーに「cmd」と入力する。
コマンドプロンプトの起動は、Windowsのスタートメニューにある検索バーに「cmd」と入力する
 
「コマンドプロンプト」画面が開き、ユーザーディレクトリ【C:\Users\<ユーザー名>】でコマンドが入力可能になる。
「コマンドプロンプト」画面が開き、ユーザーディレクトリ【C:\Users\<ユーザー名>】でコマンドが入力可能になる
 
「コマンドプロンプト」画面に【dir】と入力すると、ユーザーディレクトリ【C:\Users\<ユーザー名>】内にあるファイルやサブフォルダの一覧が表示される。
「コマンドプロンプト」画面に【dir】と入力すると、ユーザーディレクトリ【C:\Users\<ユーザー名>】内にあるファイルやサブフォルダの一覧が表示される
 
エクスプローラーで【C:\Users\<ユーザー名>】を表示すると、同様にファイルやサブフォルダが表示される。
 
 

 ターミナル(PowerShell)とは
 Windowsにはコマンドプロンプトより後に作成された、「ターミナル(PowerShell)」というシェルもある。
 PowerShellもコマンドプロンプトも「キーボードから決まった文字列(命令)を入力して操作する」ためのコマンドラインツールであることに変わりはない。

 
起動は、「スタートボタン」を右クリックして 「ターミナル」または 「ターミナル(管理者)」を選択すると「PowerShell」画面が開く。
起動は、「スタートボタン」を右クリックして 「ターミナル」または 「ターミナル(管理者)」を選択すると「PowerShell」画面が開く
 
フォルダ一覧を表示するには dir でもよいが、PowerShellでは Get-ChildItem が正式なコマンドレットである。
フォルダ一覧を表示するには dir でもよいが、PowerShellでは Get-ChildItem が正式なコマンドレットである
 
 
 
2. Linux Mint での端末(ターミナル)
 
Linux Mint で端末を開く方法。
 • 「メニュー」→「システム管理」→「端末」をクリック
 • キーボードショートカット Ctrl + Alt + T
 • デスクトップやファイルマネージャー上で右クリック →「端末で開く」を選択する
 
「端末」が開くと、CMD の C:\Users\ユーザー名> に相当するプロンプトが、Linux では次のような形式で表示される。
 ユーザー名@コンピュータ名:~$
 
~(チルダ)は「ホームディレクトリ」を表す記号で、Windows でいう C:\Users\ユーザー名 にあたる。
 
Linux で、ファイルやディレクトリの一覧を表示するコマンドは 【ls】。
-l は、詳細情報付きで表示するオプション。
Linux で、ファイルやディレクトリの一覧を表示するコマンドは 【ls】
 
GUIベースのファイルマネージャーで【ホームディレクトリ】を表示してみる。
GUIベースのファイルマネージャーで【ホームディレクトリ】を表示してみる
 
 
 
3. Windows → Linux コマンド対応表
 
① ファイル・フォルダの基本操作。
用途CMDLinux備考
一覧表示dirlsls -la で隠しファイルや詳細情報も表示
ディレクトリ移動cd フォルダ名cd フォルダ名綴りは共通。ただし / 区切り
フォルダ作成mkdir フォルダ名mkdir フォルダ名綴り・使い方ともにほぼ同じ
フォルダ削除rmdir フォルダ名rmdir フォルダ名 / rm -r フォルダ名中身がある場合は rm -r を使う
ファイルコピーcopy 元 先cp 元 先フォルダごとコピーは cp -r
 
② ファイル操作。
用途CMDLinux備考
ファイル移動・リネームmove / renmv移動もリネームも mv 一つでこなせる
ファイル削除del ファイル名rm ファイル名ゴミ箱に入らず即削除(要注意)
空ファイル作成type nul > ファイル名touch ファイル名元々は「更新日時変更」用コマンド
ファイル内容表示type ファイル名cat ファイル名長いファイルは less ファイル名 が便利
テキスト検索findstr "文字列" ファイル名grep "文字列" ファイル名ログ調査などで頻出
 
③ システム情報確認。
用途CMDLinux備考
現在地確認cd(引数なし)pwdPrint Working Directory の略
プロセス確認tasklistpsps aux で全プロセスを詳細表示
プロセス終了taskkill /PID 番号kill 番号強制終了は kill -9 番号
ネットワーク確認ipconfigip a (旧: ifconfig)最近は ip a が主流
PING 確認ping アドレスping アドレス綴りも使い方もほぼ同じ
 
④ 管理・その他便利系。
用途CMDLinux備考
画面クリアclsclearショートカット Ctrl + L も使える
コマンド履歴doskey /historyhistory番号を指定して再実行も可能
権限昇格「管理者として実行」sudo コマンド1回のコマンドだけ管理者権限で実行
パッケージインストール(標準機能なし)sudo apt install パッケージ名Linux ならではの強力な機能
ヘルプ表示コマンド /?コマンド --help / man コマンドman はより詳しいマニュアル
 
 
 
4. Linux 独自のコマンドルール
 
Linux には「Windows とは違う考え方」があるので、これらを押さえておくと慌てずに済む。
 
🔹 大文字・小文字を区別する。
Windows では Report.txt と report.txt は同じファイル扱いだが、Linux では別のファイルとして扱われる。
 
🔹 区切り文字は「/」。
Windows のパスは C:\Users\name\Desktop のように \ を使うが、Linux では /home/name/Desktop のように / を使う。
 
🔹 拡張子より「実行権限」が重要。
Windows では .exe かどうかでプログラムを判断しますが、Linux では拡張子ではなく「実行権限が付いているかどうか」でファイルが実行できるか判断する。
 
🔹 隠しファイルは「.」から始まる。
Windows の「隠しファイル」は属性で管理される、Linux ではファイル名が . から始まるものが隠しファイル扱いになる(例:.bashrc)。ls -la で表示できる。
 
🔹 rm にゴミ箱はない。
del は「ごみ箱」を経由するが、rm で削除したファイルは基本的に復元できない。慣れるまでは rm -i(削除前に確認)を使うと安心です。
 
 
 
5. Linux コマンドの操作演習
 
Linux の端末で、以下のコマンドを実際に入力して、コマンドの操作を体現する。
 
# 1. デスクトップに作業用フォルダを作成
mkdir ~/デスクトップ/practice
 
# 2. 作成したフォルダに移動
cd ~/デスクトップ/practice
 
# 3. 現在地を確認(CMDの「cd」に相当)
pwd
 
# 4. テスト用の空ファイルを作成
touch memo.txt
 
# 5. フォルダの中身を確認
ls -la
 
# 6. ファイルの中身を確認(空なので何も表示されない)
cat memo.txt
 
# 7. 端末の画面をクリア
clear
 
 
 
6. まとめ
 
20個の対応早見表。
CMDLinux用途
dirls一覧表示
cdcdディレクトリ移動
mkdirmkdirフォルダ作成
rmdirrmdir / rm -rフォルダ削除
copycpファイルコピー
move / renmv移動・リネーム
delrmファイル削除
type nul >touch空ファイル作成
typecatファイル内容表示
findstrgrepテキスト検索
cd(引数なし)pwd現在地確認
tasklistpsプロセス確認
taskkillkillプロセス終了
ipconfigip aネットワーク確認
pingpingPING確認
clsclear画面クリア
doskey /historyhistoryコマンド履歴
管理者として実行sudo権限昇格
(なし)apt installパッケージ導入
/?--help / manヘルプ表示
 

 

以上。
(2026.09.20)

 

 

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