仮想マシン上のParrotOSとWindows間でファイルを共有する方法

Linux 関連ノウハウ
Virtualbox + ParrotOS
ホストOSとゲストOSでファイルを共有する方法
 
VirtualBoxでは、デバイスメニューから→クリップボードの共有→双方向を選択しておけば、VirtualBox上のLinuxとWindows間でコピー&ペーストができるが、ホストOS(Windows)とゲストOS(ParrotOS)の間で「ファイルなどを共有」することは出来ない。
 
これで、デスクトップの「sf_Parrot-Share」というアイコンから共有フォルダーが開けるようになる
 
以下に、この不便さを解決する、VirtualBoxの「共有フォルダー」を使用する方法をまとめた。
 
 

 

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1. Windows側で共有フォルダーを作成する
 
ホストOS(Windows側)で、任意の場所にフォルダーを作成する。
ここでは「/ユーザー/ユーザー名」配下に、共有用の「Parrot-Share」フォルダを作成した
 
ここでは「/ユーザー/ユーザー名」配下に、共有用の「Parrot-Share」フォルダを作成した。
 
 
 
2. VirtualBoxでの設定
 
VirtualBoxの画面の下部を見ると、「共有フォルダー」が「なし」になっている。
VirtualBoxの画面の下部を見ると、「共有フォルダー」が「なし」になっている
 
VirtualBox画面の、上部にある「設定」をクリックする。
 
設定画面から「共有フォルダー」を選択し、右上にある「新規共有フォルダーを追加」ボタンをクリックする。
設定画面から「共有フォルダー」を選択し、右上にある「新規共有フォルダーを追加」ボタンをクリックする
 
「共有フォルダーの追加」画面が表示されるので、「フォルダーのパス」をクリックし「その他」を選択する。
「共有フォルダーの追加」画面が表示されるので、「フォルダーのパス」をクリックし「その他」を選択する
 
ホストOS(Windows側)で作成したフォルダーを選択する。
ホストOS(Windows側)で作成したフォルダーを選択する
 
「フォルダーのパス」と「フォルダー名」が設定されるので、「自動マウント」にチェックを入れ「OK」をクリックする。
「フォルダーのパス」と「フォルダー名」が設定されるので、「自動マウント」にチェックを入れ「OK」をクリックする
 
「共有フォルダー」が作成される。
「共有フォルダー」が作成される
 
VirtualBoxの画面の戻り、下部の「共有フォルダー」を見ると「共有フォルダー 1」になっている。
VirtualBoxの画面の戻り、下部の「共有フォルダー」を見ると「共有フォルダー 1」になっている
 
 
 
3. ParrotOSでの設定
 
ParrotOSの画面を開くと、デスクトップに「sf_Parrot-Share」という共有フォルダーのアイコンが作成されている。
ParrotOSの画面を開くと、デスクトップに「sf_Parrot-Share」という共有フォルダーのアイコンが作成されている
 
アイコンをクリックすると、「・・・権限がありません。」と表示される。
アイコンをクリックすると、「・・・権限がありません。」と表示される
 
共有フォルダー「sf_Parrot-Share」を探してみる。
共有フォルダー「sf_Parrot-Share」を探してみる
 
/mediaディレクトリの中を見る。
/mediaディレクトリの中を見る
 
共有フォルダー「sf_Parrot-Share」は、ユーザーが「root」で、グループが「vboxsf」になっている。
 
デフォルトでは、
共有フォルダーはスーパーユーザー(ルート権限)
でないと開くことが出来ない。
 
 
vboxsf】グループにユーザーを追加する。
sudo adduser $USER vboxsf
 
【vboxsf】グループにユーザーを追加する
上記例は、ユーザー名を環境変数【$USER】に設定して追加。
 
これで、デスクトップの「sf_Parrot-Share」というアイコンから共有フォルダーが開けるようになる。
これで、デスクトップの「sf_Parrot-Share」というアイコンから共有フォルダーが開けるようになる
 
この共有フォルダーに、「test.txt」ファイルを作成してみる。
 
作成したファイルが、ホストOS(Windows側)のフォルダーにも表示される。
作成したファイルが、ホストOS(Windows側)のフォルダーにも表示される
 

 

以上。
(2024.05.02)

 

 

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