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Ubuntu Meiryo UI フォントの追加要領

Ubuntu Desktop 22.04 LTS ノウハウ
Meiryo UI
フォントの追加要領
 
Ubuntu 22.04 のアプリケーションで「Meiryo UI」フォントが使えるようにし、且つ、Ubuntu 自身のフォントも変更する。
 
フォント選択画面が表示されるので、適用したいフォントを選択する
 
以下に、Ubuntu 22.04 でのフォントの変更要領を纏めた。
 
 

 

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1. Windowsから Meiryo UI フォント をコピーする
 
「Meiryo UI」フォントの入手先は、Windowsからコピーするのが一番簡単。
 
エクスプローラーで「C:¥Windows\Fonts」を開き「Meiryo UI」をコピーする。
エクスプローラーで「C:¥Windows\Fonts」を開き「Meiryo UI」をコピーする
 
コピー先(NAS)に貼り付けると、「meiryo.ttc」と「meiryob.ttc」が展開される。
コピー先(NAS)に貼り付けると、「meiryo.ttc」と「meiryob.ttc」が展開される
 

 拡張子 *.ttc は
 TrueType コレクションというデジタルフォントの規格で、Windows や macOS、Linux で標準的に利用されているため、WindowsのフォントファイルをそのままUbuntuに持ってきても動作する。

 
 
 
2. Meiryo UI フォント を Ubuntu に移植する
 
「meiryo.ttc」と「meiryob.ttc」をUbuntuにコピーする。
(NASから Ubuntu の Downloads フォルダーにコピーした。)
「meiryo.ttc」と「meiryob.ttc」をUbuntuにコピーする。
(NASから Ubuntu の Downloads フォルダーにコピーした。)
 
meiryo ディレクトリの作成。
sudo mkdir /usr/share/fonts/meiryo
 
フォントの移動。
sudo mv ~/Downloads/meiryo.ttc ~/Downloads/meiryob.ttc /usr/share/fonts/meiryo
 
フォントのアクセス権限を変更。
sudo chmod 755 /usr/share/fonts/meiryo
 
フォントキャッシュの更新。
sudo fc-cache -f
 
Meiryo UI フォント を Ubuntu に移植
 
/usr/share/fonts/meiryo の内容。
/usr/share/fonts/meiryo の内容
 
これで「Meiryo UI」が使えるようになる。
 
Firefoxのフォント:導入前はフォントリストに「Meiryo UI」が無い。
Firefoxのフォント、「Meiryo UI」の導入前
 
Firefoxのフォント:「Meiryo UI」の導入後はフォントリストに出現。
Firefoxのフォント、「Meiryo UI」の導入後
 
Firefoxのフォントを変更した結果。
Firefoxのフォントを変更した結果
 
Google Chromeのフォント:導入前はフォントリストに「Meiryo UI」が無い。
Google Chromeのフォント、「Meiryo UI」の導入前
 
Google Chromeのフォント:「Meiryo UI」の導入後はフォントリストに出現。
Google Chromeのフォント、「Meiryo UI」の導入後
 
WPS Office のフォント:「Meiryo UI」の導入後はフォントリストに出現。
WPS Office のフォント、「Meiryo UI」の導入後
 
 
 
3. 端末(Terminal)のフォントと文字サイズの変更
 
端末を開き、右上にある「三本線アイコン」をクリックして、ドロップダウンメニューから 「設定」 を選択する。
端末を開き、右上にある「三本線アイコン」をクリックして、ドロップダウンメニューから 「設定」 を選択する
 
左側の「Profiles(プロファイル)」リストから現在使用中のプロファイル「名前なし」を選択する。
左側の「Profiles(プロファイル)」リストから現在使用中のプロファイル「名前なし」を選択する
 
「文字」タブの「フォント指定」にチェックを入れると、「Font Name(フォント名)」がクリック可能になるので、そこをクリックする。
「文字」タブの「フォント指定」にチェックを入れると、「Font Name(フォント名)」がクリック可能になるので、そこをクリックする
 
「フォントを選択」画面が表示されるので、変更したいフォントを選択する。
「フォントを選択」画面が表示されるので、変更したいフォントを選択する
ここで、必要に応じてフォントサイズを調整する。
 
 
※:「フォントを選択」画面に導入した「Meiryo UI」が表示されない。
 理由 →  「Meiryo UI」が、モノスペースフォントでない。
GNOME Terminal ではモノスペース(等幅)フォントのみが表示される。
インストールしたフォントがモノスペースでない場合、リストには表示されない。
 
 
確認方法:以下のコマンドでインストールしたフォントがモノスペースかどうかを確認する。
fc-query -f "%{family} %{spacing}\n" /usr/share/fonts/meiryo/meiryo.ttc
 
meiryo.ttc の場合。
meiryo.ttc の場合
 
UbuntuMono-R.ttf の場合。
UbuntuMono-R.ttf の場合
 
出力結果に spacing: 100 が表示されれば、モノスペースフォントとして認識されている。
 
 
 
4. Ubuntu システムフォントを Meiryo に置き換える
 

 Ubuntuにおけるシステムフォントとは
 デスクトップ環境全体で使用されるデフォルトのフォントのことで、 ウィンドウのタイトル、メニュー、ダイアログボックス、システムの通知、そして一部のアプリケーションのテキスト表示に使用されます。

Ubuntu Desktop 22.04 LTSのデフォルトのシステムフォントは、
● UI フォント: Ubuntu(Ubuntu Regular/Ubuntu Bold)
● モノスペースフォント: Ubuntu Mono
で、可読性が高く、デザイン的にも一貫性があるように最適化されています。

 
 
システムフォントを変更するには:
「GNOME Tweaks」を使用すると、システムフォントを簡単にカスタマイズできる。
 
「ソフトウェア(gnome-software)」を起動し、検索画面で「Tweaks」と入力すると、「GNOME Tweaks」が表示されるので、これをクリックする。
「ソフトウェア(gnome-software)」を起動し、検索画面で「Tweaks」と入力すると、「GNOME Tweaks」が表示されるので、これをクリックする
 
GNOME Tweaksをインストールする。
GNOME Tweaksをインストールする
 
認証が求められる。
認証が求められる
 
インストールが完了したら、「開く」でGNOME Tweaksが起動できる。
インストールが完了したら、「開く」でGNOME Tweaksを起動できる
 
「Tweaks」のアイコンは・・・「アプリケーションを表示」をクリックし、「ユーティリティのアイコン群」をクリックする。
「アプリケーションを表示」をクリックし、「ユーティリティのアイコン群」をクリックする
 
この「ユーティリティ」群の中に「Tweaks」のアイコンがある。
この「ユーティリティ」群の中に「Tweaks」のアイコンがある
 
「Tweaks」の初期画面。
「Tweaks」の起動画面
 
「フォント」タブを選択し、変更したい箇所のフォントをクリックする。
「フォント」を選択し、変更したい箇所のフォントをクリックする
 
フォント選択画面が表示されるので、適用したいフォントをクリックする。
フォント選択画面が表示されるので、適用したいフォントを選択する
 
追加した「Meiryo UI」も選択できる。
追加した「Meiryo UI」も選択できる
 
「ドキュメントのテキスト」と「等幅テキスト」の双方を「Meiryo UI」に変更する。
「ドキュメントのテキスト」と「等幅テキスト」の双方を「Meiryo UI」に変更する
 
テキストエディタのフォントが「Meiryo UI」になる。
テキストエディタのフォントがを「Meiryo UI」になった
 

 

以上。
(2024.12.22)

 

 

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