HOME → 3 WordPress → 04 運用とトラブル → 

WPvivid プラグインで WordPressのドメインを移行する

WordPress Twenty Seventeen
Wordpressのドメインを移行する
「WPvivid」の使い方
 
「WPvivid Backup Plugin」は、WordPress サイトのクローンやコピー、新しいホスト (新しいドメイン) への移動や移行、バックアップのスケジュール設定、
主要なリモートストレージへのバックアップの転送が、すべて1つで行える。
 
有効化すると「WPvivid Backup Plugin」画面が表示され、「バックアップ & 復元」タブが開く
 
以下、「WPvivid」で WordPressのドメイン名を変更した記録。
 

 

スポンサー リンク

 

 
 
 
 
 
1. 「WPvivid」の機能
 
WPvivid Backup Plugin は、
①.サイトのクローン作成と移行
②.定期バックアップと手動バックアップの実行
③.バックアップのクラウドへの保存
が行える。
 
特徴的な機能として「自動移行機能」があり、
・Web サイトをあるドメインから別のドメインに移動したり、
・ドメインからディレクトリに移動したり、
することができる。
 
移行でのリストア機能(復元)は、現在のサイトのテーマ、プラグイン、アップロード、データベースおよび、または他のコンテンツディレクトリを、移行元でバックアップされた内容のものに置き換えてくれる
 
 
 
2. 移行元でのバックアップ作業
 
移行元のWordpressに、「WPvivid」プラグインをインストールする。
移行元のWordpressに、「WPvivid」プラグインをインストールする
 
「WPvivid」プラグインを「有効化」する。
「WPvivid」プラグインを「有効化」する
 
有効化すると「WPvivid Backup Plugin」画面が表示され、「バックアップ & 復元」タブが開く。
有効化すると「WPvivid Backup Plugin」画面が表示され、「バックアップ & 復元」タブが開く
 
バックアップ対象の範囲とバックアップの保存先を指定して、 「バックアップ」ボタンをクリックする。
バックアップ対象の範囲とバックアップの保存先を指定して、 「バックアップ」ボタンをクリックする
 
バックアップ対象のデフォルトは「データベース + ファイル」に、
保存先のデフォルトは「バックアップをローカルに保存する」になっている。
 
バックアップが開始され、進行状況が表示される。
バックアップが開始され、進行状況が表示される
 
バックアップが完了したら画面下部までスクロールし、バックアップのログを選択して「ダウンロード」をクリックする。
バックアップが完了したら画面下部までスクロールし、バックアップのログを洗濯して「ダウンロード」をクリックする
 
「ダウンロード」タグが作られ、バックアップされたファイルの一覧が表示されるので、それぞれのファイルの「ダウンロード」をクリックする。
「ダウンロード」タグが作られ、バックアップされたファイルの一覧が表示されるので、それぞれのファイルの「ダウンロード」をクリックする
 
zip形式でバックアップファイルがダウンロードされるので、全てのファイルをダウンロードし、保存しておく。
 
 
 
3. 移行先でのWordpressの準備
 
移行先サーバーには、新ドメインの「WordPress」をセットアップしておく必要がある。
 
①.サイトのルートディレクトリの作成
 
②.「wordpress」の中身だけをアップロード
 
③.データベースの作成
 
「データベース名、データベースのユーザー名、データベースのパスワード」は、移行元と同じにする必要はなく、異なっていても問題ない。
 
sudo su
mysql -u root
MariaDB [(none)]> use mysql
MariaDB [mysql]> create database dbname;
作成したデータベースに、ユーザー名とパスワードを設定。
MariaDB [mysql]> grant all on dbname.* to user@localhost identified by'password';
MariaDB [mysql]> flush privileges;
作成されたデータベースの確認。
MariaDB [mysql]> show databases;
MariaDB [mysql]> exit
exit
 
 
④.WordPressのインストール
 
WordPressをアップロードした「URL/wp-admin」にアクセスする。
 
「さあ、始めましょう!」をクリックする。
「さあ、始めましょう!」をクリックする
 
データベース名、データベースのユーザー名、データベースのパスワードを入力し、「送信」をクリックする。
データベース名、データベースのユーザー名、データベースのパスワードを入力し、「送信」をクリックする
 
「ようこそ」画面が表示されるので、必要項目を入力し「WordPress をインストール」をクリックする。
「ようこそ」画面が表示されるので、必要項目を入力し「WordPress をインストール」をクリックする
 
「成功しました!」画面が表示されるので、「ログイン」をクリックする。
「成功しました!」画面が表示されるので、「ログイン」をクリックする
 
設定したユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックする。
設定したユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックする
 
WordPressの管理画面の「ダッシュボード」が表示される。
WordPressの管理画面の「ダッシュボード」が表示される
 
「設定」の「一般設定」を開き、「WordPress アドレス」と「サイトアドレス」が変更するドメイン名かどうかを確認しておく。
「設定」の「一般設定」を開き、「WordPress アドレス」と「サイトアドレス」を確認しておく
 
 
 
4. WPvividによるリストア(復元)
 
移行先のWordPressにも、「WPvivid」プラグインをインストールする。
移行元のWordpressに、「WPvivid」プラグインをインストールする
 
「WPvivid」プラグインを「有効化」する。
「WPvivid」プラグインを「有効化」する
 
有効化すると「WPvivid Backup Plugin」画面の「バックアップ & 復元」タブがが表示されるので、下部にある「アップロード」タブをクリックする。
有効化すると「WPvivid Backup Plugin」画面の「バックアップ & 復元」タブがが表示されるので、下部にあ「アップロード」タブをクリックする
 
「アップロード」画面が表示されるので、「ここにファイルをドロップ」と記載された箇所にダウンロードした【zipファイル】をドラッグ&ドロップするか「ファイルを選択」する。
「アップロード」画面が表示されるので、「ここにファイルをドロップ」と記載された箇所にダウンロードした【zipファイル】をドラッグ&ドロップする
 
アップロードしたファイル一覧が表示されるので、再度「Upload」をクリックする。
アップロードしたファイル一覧が表示されるので、再度「Upload」をクリックする
 
アップロード状況が表示され、ファイルのアップロードが一つずつ完了して行く。
アップロード状況が表示され、ファイルのアップロードが一つずつ完了してゆく
 
完了メッセージが表示されるので、「OK」をクリックする。
完了メッセージが表示されるので、「OK」をクリックする
 
「バックアップ & 復元」タブに戻り、下部の「バックアップ」タブより「復元」をクリックする。(画面の再読み込み・リロードが必要。)
「バックアップ & 復元」タブに戻り、下部の「バックアップ」タブより「復元」をクリックする
 
「復元」タブが出来るので、「復元」をクリックする。
「復元」タブが出来るので、「復元」をクリックする
 
確認画面が表示されるので、「OK」をクリックする。
確認画面が表示されるので、「OK」をクリックする
 
リストアが開始され、進行状況が表示される。
リストアが開始され、進行状況が表示される
 
「復元が完了しました。」メッセージが表示されるので、「OK」をクリックする。
「復元が完了しました。」メッセージが表示されるので、「OK」をクリックする
 
「ログイン」画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックする。ここで入力する「ユーザー名とパスワード」は、【移行元で使っていた値】を入力する。
「ログイン」画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックする
 
「WPvivid Backup Plugin」画面に戻るので、管理画面の「ダッシュボード」のメニューから、それぞれの移行結果を確認する。
 
 
復元でWordPressの【ユーザー】が、移行元の状態に置き換えられるので、ユーザー名とパスワードを変更したい場合は、管理画面で【ユーザー】の追加と削除が必要になる。
 
 
 
5. WPvividによる分割移行
 
画像が表示されない」トラブルが発生。
WordPress 内の「/wp-contents → /uploads」ディレクトリーが大きすぎる場合、「データベース + ファイル (WordPress ファイル)」でバックアップしたファイルをリストア(復元)すると、正常に終了するも「画像が表示されない」トラブルが発生した。
 
そこで、「WordPress ファイル (データベース以外)」でバックアップし、
そこで、「WordPress ファイル (データベース以外)」をバックアップし、
 
このファイルで、リストア(復元)を【追加】(上書き)で実行すると、画像も正常に表示されるようになった。
 
 
 
6. まとめ
 
従来、「Duplicator」プラグインを使用して移行を行ってきたが、サイト内データのトータルサイズに制限があるため、サイズが大きくなると「Filter」機能を使って、画像ファイルの「uploads」ディレクトリーを筆頭に、その他手動で復元できるファイルをを除外して何とかサイズを小さくして対応していた。しかし、「データベース 」そのものが大きくなり、無料版では限界に達していた。
 
この点、「WPvivid」はサイズに制限がなく、「データベース + ファイル」をまとめてバックアップし、且つ、リストアが出来る。
 
また、
①.「データベース名、データベースのユーザー名、データベースのパスワード」は、移行元と同じにする必要はなく、異なっていても問題ない。
②.移行先のサイトが稼働中でコンテンツがあっても、データベースおよびコンテンツディレクトリをバックアップのものに置き換えてくれるので、使い勝手が良い。
 
「WPvivid」は、無料で使える最高の引っ越し用プラグインである
 
 
以上。
(2023.11.03)
 

 

スポンサー リンク

 

             

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください