Linux Mint 画像ビューアー Xviewer の使い方

低スペック PC 活用ノウハウ
Linux Mint (Cinnamon) の使い方 その-17
画像ビューアー Xviewer の使い方
 
Linux Mint には、軽快でシンプルな画像ビューア「Xviewer」が標準で搭載されています。Xviewer は、日常的な画像閲覧に最適でありながら、必要十分な編集・管理機能も備えています。
 
ツールバーに並んでいるアイコンと機能
 
以下に、Xviewer の基本的な使い方から、便利な機能までをまとめました。
 
 

 

スポンサー リンク

 

 
 
 
 
 
1. Xviewerとは?
 
Xviewer は、Linux Mint Cinnamon や MATE エディションに標準搭載されている軽量な画像ビューアです。
 
以下の画像形式に対応しています。
 ● JPEG(.jpg)
 ● PNG(.png)
 ● GIF(.gif、静止画のみ)
 ● BMP(.bmp)
 ● TIFF(.tif)
 ● WebP(.webp)
 
また、Exif 情報の表示機能や回転、拡大縮小、スライドショー機能なども備えています。
 
 
 
2. Xviewer の起動方法
 
方法① ファイルから開く
 
「ファイルマネージャー(Nemo)」を開き、表示したい画像をダブルクリック。
 → 自動的に Xviewer が起動します(既定の場合)。
「ファイルマネージャー(Nemo)」を開き、表示したい画像をダブルクリック
 
Xviewer で画像が表示される。表示サイズはウィンドウに合わせた大きさで「97%」。
Xviewer で画像が表示される。表示サイズはウィンドウに合わせた大きさで「97%」。
 
画像は、マウスホイールで拡大/縮小できる。
 
表示したい画像を右クリックすると、先頭に「画像ビューワーで開く」が表示される。
表示したい画像を右クリックすると、先頭に「画像ビューワーで開く」が表示される
 
この「画像ビューワー」がデフォルトの「Xviewer」です。
この「画像ビューワー」がデフォルトの「Xviewer」です
 
 
方法② アプリメニューから開く
 
メニュー > グラフィックス > Xviewer を選択する。
メニュー > グラフィックス > Xviewer を選択
 
起動後、メニューの「ファイル」から「開く」を選択する。
起動後、メニューの「ファイル」から「開く」を選択する
 
画像を選択し、「開く」をクリックする。
画像を選択し、「開く」をクリックする
 
画像が Xviewer で表示される。
画像が Xviewer で表示される
 
この場合、表示されている Xviewer のウィンドウサイズが小さいため画像サイズが「35%」になる。
 
 
ウィンドウの四隅または辺をドラッグして、サイズを自由に変更できるが、サイズを毎回固定する事は出来ない。
(Xviewer自体には、「既定ウィンドウサイズを設定する機能」はない。)
 
 
 
3. Xviewer の画面構成と各部の説明
 
Xviewer の画面構成と各部の名称。
Xviewer の画面構成と各部の名称。
 
メニューバー:ファイル操作、表示設定、ツールにアクセス。
 
ツールバー:拡大縮小、回転、スライドショー、削除などのボタン。
 
ステータスバー:ファイル名、画像サイズ、Exif 情報の一部を表示
 
 
 
4. 基本操作
 
ツールバーに並んでいるアイコンと機能。
ツールバーに並んでいるアイコンと機能
 
基本操作。
Xviewer の基本操作
操作説明
拡大 / 縮小マウスホイール
実寸表示1 キーまたは「表示 > 実際のサイズ」
画面に合わせるCtrl+0 または「表示 > ウィンドウに合わせる」
回転Ctrl+R(右)、Ctrl+L(左)は動作しない
次/前の画像矢印キー < / >
スライドショーF5 キーまたは「表示 > スライドショー」
ゴミ箱へ移動Delete キーで画像を削除(確認あり)
 
 
 
5. Exif 情報の表示
 
メニュー「ファイル > プロパティ」を選択すると、Exif 情報(撮影日時、カメラ機種、露出など)を表示できます。(または、「コンテキストメニュー > プロパティ」でも可。)
メニュー「ファイル > プロパティ」を選択すると、Exif 情報(撮影日時、カメラ機種、露出など)を表示できます
 
「全般」での表示内容。
「全般」での表示内容
 
「メタデータ」での表示内容。
「メタデータ」での表示内容
 
「詳細」での表示内容。
「詳細」での表示内容
 
 
 
6. 設定でのカスタマイズ
 
メニューの「編集 > 設定」では以下のようなカスタマイズが可能です。
メニューの「編集 > 設定」では以下のようなカスタマイズが可能です
 
画像の表示:画像の強調、背景、透過する部分。
画像の表示:画像の強調、背景、透過する部分
 
スライドショー:画像の拡大/縮小、シーケンス、コントロール。
スライドショー:画像の拡大/縮小、シーケンス、コントロール
 
マウス:ホイールのスクロール、チルトホイール。
マウス:ホイールのスクロール、チルトホイール
 
プラグイン:それぞれのプラグインの左にある チェックボックス をオン・オフすることで、機能を有効/無効にできる。
プラグイン:それぞれのプラグインの左にある チェックボックス をオン・オフすることで、機能を有効/無効にできる
 
 
 
7. キーボードショートカット一覧(抜粋)
 
キーボードショートカット一覧(抜粋)。
キーボードショートカット一覧(抜粋)
キー操作内容
F5スライドショー開始
Ctrl+R / Ctrl+L画像を回転
Deleteゴミ箱へ移動
+ / -拡大 / 縮小
Ctrl+S名前を付けて保存(編集後
 
 
 
8. まとめ
 
Xviewer は、軽量で直感的に使える画像ビューアです。
ちょっとした確認や閲覧、Exif 情報の確認に非常に便利で、Linux Mint の日常的な画像閲覧に最適です。
 
XviewerとPixの違い。
XviewerとPixの違い
特徴XviewerPix
主用途閲覧閲覧 + 編集
起動の速さ高速やや遅い
編集機能基本(回転・削除)明るさ・色調整など多機能
対応形式一般画像形式より多様な画像形式
 

 

以上。
(2025.07.25)

 

 

スポンサー リンク

 

             

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください