低スペック PC 活用ノウハウ
Linux Mint ( Cinnamon) の使い方 その-16
グラフィックスアプリ Pix の使い方 - 動画編
動画から静止画をキャプチャーする作業は、Windowsでは「フォト」アプリを使用して【フレームの保存】を行っているが、Linux Mintでは「Pix」アプリの【スクリーンショットを撮る】という機能が代替となる。
以下、グラフィックスアプリ「Pix」で動画を扱う場合の使い方についてまとめた。
1. 動画再生時の画面構成とアイコンの配置
動画再生時の画面構成とアイコン。

中央に大きく表示されるのがメイン領域で、マウスクリックで再生の停止と開始が制御出来る。
また、メイン領域でマウスを右クリックすると、「コンテキストメニュー」が表示される。
2. 左上にあるアイコンの名前と機能
左上にあるアイコンの名前と機能。

フォルダーを表示:ブラウザモード画面に戻る。
全画面表示:全画面表示。
ウインドウに合わせる:画像の表示をウインドウのサイズに合わせる。
スクリーンショットを撮る:このアイコンをクリックすると、動画から静止画がキャプチャーされ、
ピクチャフォルダーに【jpeg】で保存される。

保存されるファイルの拡張子は、画面右上にある「ファイル」から「設定」を開き、 「保存」 > 「既定のオプション」で変更することが出来る。
3. 右上にあるアイコンの機能
右上にあるアイコンの機能。

プロパティ:現在表示しているファイルの詳細情報が表示される。

ファイルを編集:動画再生画面では使えない。(静止画用の機能)

コメント:動画に説明やメモ情報が追加できる。
(例: 「2025年6月、子供の運動会」)

タグ:画像にキーワードやカテゴリを付けて分類するための機能で、検索やカタログ作成に役立ちます。
(例: 「運動会」「子供」「2025」)

※:動画ファイルに対する「コメント」と「タグ」は、 MP4ファイル全体に対するメタデータとして保存されるため、1つしか設定できない(静止画用)。
ツール:動画に対してこれらの操作は行わない方が良い。
主に静止画を対象として設計されています。

ファイル:この中に「設定」がある。

4. 設定でのカスタマイズ
画面右上にある「ファイル」から「設定」を開く。

①.一般:ビューアーでのサムネイルの表示位置と起動時に開くフォルダの変更ができる。

外観:ビューアーでのサムネイルの表示位置が変更できる。

「横」に設定した場合のサムネイルの表示。

「下側」に設定した場合のサムネイルの表示。

起動時:「Pix」起動時のデフォルトフォルダが変更できる。
デフォルトフォルダは「前回開いていた場所に移動」になっている。

②.ブラウザー:サムネイルに表示する項目とサムネイルのサイズの変更ができる。

③.ビューアー:個々の画像を表示するビューアーモードの設定。

④.プレゼンテーション:スライドショー時の表示効果を設定。

⑤.保存:画像編集後の保存要領についての設定(静止画のみ)。

⑥.印刷:画像印刷の設定。

⑦.ショートカット:Pix の操作に割り当てられたキーボードショートカットの確認。

⑧.拡張機能:Pix の機能を拡張する追加モジュールの管理。

追加されている「コンタクトとタグ」モジュール。

「コンタクトとタグ」モジュールの設定。

5. 画面の左右にあるアイコンと、下部にあるアイコンの機能
画面の左右にあるアイコンと、下部にあるアイコンの機能。

前のファイルを再生/次のファイルを再生:再生中ファイルの変更。

ビューアー:ファイルのサムネイルを表示/非表示の切り替え。

グラフィックスアプリ Pix の使い方 - 基本編:
グラフィックスアプリ Pix の使い方 - 静止画編:
以上。
(2025.07.17)