ParrotOSで Burp Suite が起動できなくなった

Linux 関連ノウハウ
Virtualbox + ParrotOS
「Burpsuite CE」が起動しなくなった
 
ParrotOSで、問題なく起動していた「Burpsuite CE」が、突然起動しなくなった。コマンドで起動を試みると、LinkageError が発生している。
 
Terminalを立ち上げて、burpsuiteコマンドで起動すると、LinkageErrorが発生する
 
以下、ParrotOS での Burp Suite起動問題への対処策を記録。
 
 

 

スポンサー リンク

 

 
 
 目 次
 
 
 
1. 現象
 
Burpsuite Community Edition の起動。
Burpsuite Community Edition の起動
 
上記のように、メニューから起動するも「Burp Suite」が表示されない
 
Terminalを立ち上げて、burpsuiteコマンドで起動すると、LinkageErrorが発生する。
Terminalを立ち上げて、burpsuiteコマンドで起動すると、LinkageErrorが発生する
 
エラー: メイン・クラスburp.StartBurpのロード中にLinkageErrorが発生しました
java.lang.UnsupportedClassVersionError: burp/StartBurp has been compiled by a more recent version of the Java Runtime (class file version 65.0), this version of the Java Runtime only recognizes class file versions up to 61.0
 
burp は、より新しいバージョンの Java ランタイム (クラス ファイル バージョン 65.0) によってコンパイルされているため、古いJavaで動作しないようだ。
 
Javaのバージョンを確認する。
java -version
 
Javaのバージョンを確認する
OpenJDK 17.0.10 がインストールされている。
 
ParrotOSにインストールされている OpenJDK を調べる。
update-alternatives --list java
 
ParrotOSにインストールされている OpenJDK を調べる
/usr/lib/jvm に java-11 と java-17 の openjdk が存在している。
 
 
 
2. 原因
 
 
ParrotOS 6.0をインストールしてから「Burpsuite CE」を何度も使用していたが、最近になって parrot-upgradeコマンドや Synapticパッケージマネージャーを使って、パッケージをアップグレードしたのが原因のようだ。
 
 
 
3. 対応策
 
手動で「OpenJDK 21」をインストールする。
 
aptコマンドでは、「OpenJDK 21」をインストール出来ない。
aptコマンドでは、「OpenJDK 21」をインストール出来ない
 
wgetコマンドで「OpenJDK 21」のtar.gzをダウンロードする。
wget https://download.java.net/java/GA/jdk21.0.2/f2283984656d49d69e91c558476027ac/13/GPL/openjdk-21.0.2_linux-x64_bin.tar.gz
 
wgetコマンドで「OpenJDK 21」のtar.gzをダウンロードする
 
パッケージを解凍・展開する。
tar xvf openjdk-21.0.2_linux-x64_bin.tar.gz
 
パッケージを解凍・展開する
 
カレントディレクトリ直下に展開される。
カレントディレクトリ直下に展開される
 
展開されたフォルダーを /usr/lib/jvm に移動する。
sudo mv jdk-21.0.2/ /usr/lib/jvm/jdk-21
 
展開されたフォルダーを /usr/lib/jvm に移動する
 
展開されたフォルダーを /usr/lib/jvm に移動する
 
Burp起動用のシェルスクリプト「/usr/bin/burpsuite」を編集する。
sudo nano /usr/bin/burpsuite
 
「/usr/lib/jvm/java-17-openjdk-$(dpkg-architecture -q DEB_HOST_ARCH)/bin/java」
の部分を
「/usr/lib/jvm/jdk-21/bin/java」
(移動したフォルダー)に書き換える。
編集前。
編集前
 
編集後。
編集後
 
Burpが起動するか確かめる。
Terminalで burpsuite コマンドを実行する。
 
「Burp Suite」が表示される。
「Burp Suite」が表示される
 
メニューから起動しても、問題なく立ち上がる。
 
 
4. Raspberry Pi での対応策
 
 
ParrotOS を  Raspberry Pi にインストールしている場合、 Raspberry Pi はARM  アーキテクチャーを採用しているので「Linux/AArch64」版をダウンロードし、上記と同じ対応を行えばよい。
 

 

以上。
(2024.04.24)

 

 

スポンサー リンク

 

             

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください