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バッファロー Wi-Fiルーター WZR-1750DHP2
側面が「ベタベタ」になる
バッファロー Wi-Fiルーター WZR-1750DHP2
側面が「ベタベタ」になる
長年使用しているバッファローのWi-Fiルーター WZR-1750DHP2 の側面に触って見ると、ケースの表面がベトベトになっている。ケースの樹脂からヤニ成分のようなものが熱で溶け出ているようだが、ルーターとしての性能には問題は無い。
以下、この「ベトベト」を除去した記録。
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目 次
1. Wi-Fiルーターの機器構成
「WZR-1750DHP2」を親機と子機で2台使用しているが、2台とも「ベトベト」になっている。
側面が「ベタベタ」になってはいるが、ルーターとしての性能には問題は無く、正常に稼働している。
同じバッファローのWi-Fiルーターだが、ブリッジモードで使用している「WSR-2533DHP」は、外装が「ベトベト」になるような素材ではなく、問題はない。
2. WZR-1750DHP2 親機の掃除
親機は停止することが出来ないので、稼働中のまま清掃することにした。
「無水エタノール」はすぐに蒸発するので、「ベトベト」の除去には向いていない。一方の「消エタサラコール」はその場に留まってアルコール効果を発揮するため、タップリと浸み込ませたペーパータオルで拭き取るだけで「ベトベト」が容易に除去できる。
「ベトベト」を除去した後の仕上げとして、「無水エタノール」で拭き上げると、外装をさらに綺麗にすることが出来る。
「ベトベト」を除去した後の仕上げとして、「無水エタノール」で拭き上げると、外装をさらに綺麗にすることが出来る。
3. WZR-1750DHP2 子機の掃除
子機は、ゴミが付着して汚れがひどかったので、ケーブルを取り外して清掃した。
4. 原因:「加水分解」
加水分解とは
加水分解(hydrolysis)とは、化合物が水と反応することによって起こる分解反応のことを言い、水解とも呼ばれます。
極性を持つ化合物(AB)が水(H2O)と反応すると、水分子は、水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)とに分割され、OH-は陽性であるAと、H+は陰性であるBと結合します。
ゴムやプラスチック、ポリエステルなど樹脂類に広く見られる現象で、「湿気」により水分と結合して分解反応が起きると、可塑剤が表面に出てくる。
これがベトベトの犯人で、エタノールを含んだウェットティッシュで拭けば、簡単に除去することができる。
これがベトベトの犯人で、エタノールを含んだウェットティッシュで拭けば、簡単に除去することができる。
以上。
(2021.09.28)
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大変参考になりました。
私のやり方も紹介します。
3M製シャープシューターという薬品で表面を拭きます。
サラサラの綺麗な表面に仕上がりますが細かな埃やゴミが付着しやすくなるので
シリコンスプレーを薄く塗布します。光沢も出て綺麗な表面に仕上がります。
特に表面にゴム状加工された製品には有効です。PCケースFANなどに施すと
埃が付着しなくなり綺麗です。