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「Synology Active Backup」で システムを復元

Windows PC 関連ノウハウ
「Active Backup for Business」による
PCシステムの復元
 
Windows10の更新プログラムが自動でインストールされ、突然、PCが起動しなくなった!
 
今度は、「手動で指定ボリュームを復元(上級)」を選択する
 
以下、「Synology Active Backup for Business」を使って、PCのバックアップからシステムの復元を行ってみた記録。
 
 

 

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1. バックアップの確認とリカバリメディアの作成
 
「Synology Active Backup for Business」でのバックアップの取り方や、リカバリ メディアの作成要領については、以下を参照されたい。
 
※:毎週土曜日を、定期自動バックアップにしていたはずだったが、殆んど成功しておらず「2019-10-14」のバックアップしかなかった。
毎週土曜日に、定期自動バックアップにしていたはずだったが、殆んど成功しておらず「2019-10-14」のバックアップしかなかった
 
原因: バックアップのクライアントとなるPCに、自動で起動する様になっているハズの「Active Backup for Business Agent」が起動していなかった為と思われる。
 
スタートアップに、「Active Backup for Business Agent」を登録しておく必要がある。
 
 
 
2. リカバリメディアからの起動
 
「リカバリ メディア 」のUSBを挿して、システムを起動する方法。
 
①.コンピューターの電源を入れ、最初のロゴが表示されたらキーボードの[DEL]キーを押してBIOSに入る。
 
②.キーボードの [→] キーで [Boot Options] タブに移動し、「Boot Priority Order」の [1st Boot Device] が [Removable Device] になっていることを確認する。
[Boot Options] タブに移動し、「Boot Priority Order」の [1st Boot Device] が [Removable Device] になっていることを確認する
 
同時に、[Boot Menu] が [Enabled] になっていることも確認する。
 
③.「Authentication」タブに移動し、[Secure Boot] が [Disabled] になっていることを確認する。
「Authentication」タブに移動し、[Secure Boot] が [Disabled] になっていることを確認する
 
 
 
3. リカバリメディアによるシステムの復元
 
「リカバリ メディア 」で起動すると、「復元の開始前に」が表示され復元が始まる。
「復元の開始前に」が表示され、復元が始まる
 
Synology NASのIPアドレスと,ユーザ及びパスワードを入力して、ログインする。
Synology NASのIPアドレスと,ユーザ及びパスワードを入力して、ログインする
 
ローカルアドレスでアクセスしているので、SSL証明書の確認が求められるが、「とにかく処理する」をクリックする。
ローカルアドレスでアクセスしているので、SSL証明書の確認が求められるが、「とにかく処理する」をクリックする
 
復元したいPCとバックアップを選択する。
復元したいPCとバックアップを選択する
 
復元モードの選択画面が出るので、「システム ボリューム復元」を選択してみる。
復元モードの選択画面が出るので、「システム ボリューム復元」を選択してみる
 
バージョンを選択すると、スペースが不足しているというメッセージが出るので、「OK」をクリックして戻る。
バージョンを選択すると、スペースが不足しているというメッセージが出るので、「OK」をクリックして戻る
 
今度は、「手動で指定ボリュームを復元(上級)」を選択する。
今度は、「手動で指定ボリュームを復元(上級)」を選択する
 
バックアップファイルのバージョンを選択し、「次へ」をクリックする。
バックアップファイルのバージョンを選択し、「次へ」をクリックする
 
再び、スペースが不足しているというメッセージが出るので、戻る。
再び、スペースが不足しているというメッセージが出るので、戻る
 
「ターゲット デバイスのディスクマッピング」画面を表示して、パーティションを右クリックして、パーティションを削除する。
「ターゲット デバイスのディスクマッピング」で、パーティションを右クリックして、削除する
 
2つ目のパーティションも削除する。
2つ目のパーティションも削除する
 
パーティションがなくなったら、復元するパーティションを選択する。
パーティションがなくなったら、復元するパーティションを選択する
 
2つのパーティションを選択した。
2つのパーティションを選択した
 
「ターゲット デバイスのディスクマッピング」に選択したパーティションが『復元元』として表示されるので、「OK」をクリックする。
「ターゲット デバイスのディスクマッピング」に選択したパーティションが『復元元』として表示されるので、「OK」をクリックする
 
復元の要約が表示されるので、「次へ」をクリックする。
復元の要約が表示されるので、「次へ」をクリックする
 
「OK」をクリックする。
「OK」をクリックする
 
復元タスクが開始される。
復元タスクが開始される
 
3時間以上かかる。
 
色々試すも、
復元に失敗しました:復元が完了しましたが、ブート構成データの更新に失敗しました。
という、エラーメッセージが出て上手く行かない。
 
 
 
4. 「全てのパーティションを復元」で再トライ
 
全てのパーティションを選択して復元してみる。
全てのパーティションを選択して復元してみる
 
全てのパーティションがマッピングされた。
全てのパーティションがマッピングされた
 
全てのパーティションの復元が始まる。
全てのパーティションの復元が始まる
 
全てのパーティションの復元が完了するも、同じエラーメッセージが表示される。
全てのパーティションの復元が完了するも、同じエラーメッセージが表示される
 
 
 
5. 「システムボリューム復元」で再トライ
 
稼働中だったSSDに差し替えて、「システムボリューム復元」を試してみる。
稼働中だったSSDに差し替えて、「システムボリューム復元」を試してみる
 
パーティションの選択はできない。
パーティションの選択はできない
 
【C:】パーティションだけが復元される様子。
【C:】パーティションだけが復元される様子
 
【C:】パーティションの復元が始まる。
【C:】パーティションの復元が始まる
 
2時間30分程度で、正常に復元された様子のメッセージが表示される。
2時間30分程度で、正常に復元された様子のメッセージが表示される
 
「再起動」をクリックする。
「再起動」をクリックする
 
「OK」をクリックする。
「OK」をクリックする
 
 
結果、正常に復元された様子だったが、Windowsは起動せず
 
 
 
6. システムの復元まとめ
 
新たにバックアップを取ってから復元を試す等、幾通りもの復元を行ってみるもすべて失敗に終わる。
 
Synologyテクニカルサポートへの質問。
弊社純正のメモリ以外をご利用され上限を超えてメモリを拡張した環境でご利用の場合、システムの不安定、起動のエラー、ファイルシステムエラー等の予期せぬ不具合が起きた場合も弊社サポートサービスをご提供できません
 
システムボリューム復元。
コステムボリューム復元では、【C:】パーティションだけが復元される。
使用中のドライブを復元するには、『システムボリューム復元』で良い。
 
別のドライブへの復元。
別のドライブに復元するには、「手動で指定ボリュームを復元(上級)」で行う。
この場合、「ターゲット デバイスのディスクマッピング」が必要で、且つ、復元するパーティションを選択して復元する。
 
 
使用してみた結果での結論:
「Synology Active Backup」でのシステムの復元は上手く行かなかったが、 OS以外のデータは殆んど「Synology NAS」にあるので、『EaseUS Todo Backup Free』を使用して、システムのクローンをSSD又はHDDに作成しておくやり方が、 簡単かつ確実であり、システムのCドライブが壊れた時でも、即対処出来るので良いと思われる。
 
 
 
 
7. 回復ドライブによる、更新プログラムのアンインストール
 
今回のトラブルの場合、最新の更新をアンインストールして、元に戻せば解決していた。
 
システムが起動しない場合で、回復ドライブによる更新プログラムのアンインストールは、次の手順で行える。
 
BIOSが立ち上がり、ブートデバイス選択画面が出たら、回復ドライブのUSBを選択する。
ブートデバイス選択画面が出たら、回復ドライブのUSBを選択する
 
キーボードの選択画面が出たら、「Microsoft IME」を選択する。
キーボードの選択画面が出たら、「Microsoft IME」を選択する
 
オプションの選択画面から、「トラブルシューティング」を選択する。
オプションの選択画面から、「トラブルシューティング」を選択する
 
トラブルシューティング画面から、「詳細オプション」を選択する。
トラブルシューティング画面から、「詳細オプション」を選択する
 
詳細オプション画面から、「更新プログラムのアンインストール」を選択する。
詳細オプション画面から、「更新プログラムのアンインストール」を選択する
 
更新プログラムのアンインストール画面から、「最新の機能更新プログラムをアンインストール」を選択する。
 
以上で、「Windows Update」を元に戻すことが出来る。
 
 
 
8. OSが起動する場合の、回復ドライブの使用方法
 
回復ドライブから起動せずともWindowsが起動する場合で、回復ドライブを使用するには、次の2通りがある。
 
スタートメニューから「設定」を起動する。
 
Windows の設定画面から、「更新とセキュリティ」を選択する。
Windows の設定画面から、「更新とセキュリティ」を選択する
 
設定を選択し、「今すぐ再起動」をクリックする。
設定を選択し、「今すぐ再起動」をクリックする
 
「オプションの選択画面」が表示される。
「オプションの選択画面」が表示される
 
もう一つの方法。
「Shift」キーを押しながら、「再起動」をクリックする
この方法でも、「オプションの選択画面」が表示される。
 
オプションの選択画面から、「デバイスの使用」を選択すると・・・。
オプションの選択画面から、「デバイスの使用」を選択すると・・・
 
ブートデバイスが選択出来る画面が表示されるので、回復ドライブのUSBを選択すると、回復ドライブから起動できる。
ブートデバイスが選択出来る画面が表示されるので、回復ドライブのUSBを選択する
 
詳細オプションの画面から、「UEFI ファームの設定」を選択すると・・・。
詳細オプションの画面から、「UEFI ファームの設定」を選択すると・・・
 
「BIOSの設定画面」を立ち上げることが出来る。
「BIOSの設定画面」を立ち上げることが出来る
 

 

以上。
(2020.02.12)

 

 

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“「Synology Active Backup」で システムを復元” への2件の返信

  1. 通りすがり失礼します。参考にさせていただきました。

    ただ、スタートアップにActive Backup for Business Agentを登録しておく必要は無いです。これはサービスなので、サービス一覧にて自動起動、実行中になっていれば問題ないです。

    失敗の原因はおそらくこれではないでしょうか。
    https://arakoki70.com/wp-content/uploads/2019/06/PC-Backup_1161.jpg
    このipアドレスが静的に割り振られたものならいいのですが、そういう設定をしていないなら、dhcpに割り当てられた動的なipアドレスなので、しばらくしたら変わってしまいます。ここは「Nas001」等の共有名を指定できますのでその方がいいです。(あるいはnasを固定ipアドレスにするか)

    1. コメントありがとうございます。
      NASのIPアドレスは固定に設定しているのですが・・・。
      共有名にしてトライしてみます。

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